私はこの作品をリアルタイムでLPレコードを買っていました。
リマスターCDを購入したかったのですが売り切ればかり。
プレミア価格でウン万円の時もありました。
今般通常価格で入手でき、Amazonさんに感謝しています。

通常のレコーディングでは各パート（楽器）を重ね録りしますが、
この作品は「一発録り」で当時話題になりました。
Liveに強いCASIOPEAだからできる凄い技です。
そういった意味でも貴重な1枚です。

当時、ヤマハが開発し世界を席巻したFM音源。6オペレータのDX7をベースにそのサウンドを組み合わせてどこまでの音色ができるか、あらゆるアコースティック楽器とアナログシンセを廃して、キーボーディストの向谷実氏が果敢に挑戦している。アコースティックピアノのシュミレートから発展したFMピアノは、それまでのGS1やフェンダーローズとはまた違う美しく繊細な音色。「トワイライトソリテュード」や「ザ・コンチネンタルウェイ」で堪能できます。

1980年代をエネルギッシュに駆け抜けてきたカシオペアの代表曲の多いアルバムである。
特に「ＡＩＲ　ＦＡＮＴＡＳＹ」「ＮＩＧＨＴ　ＳＴＯＲＭ」「ＴＨＥ　ＣＯＮＴＩＮＥＮＴＡＬ　ＷＡＹ」はそんなイメージが強い。
ＡＩＲ　ＦＡＮＴＡＳＹなどはギターとベースの絡みが実に素晴らしく、短い曲ではあるのだが、この流れるような、夏の海と空が作り出す水平線を思わせる作りは流石だ。
ベテランのファンは勿論、カシオペアを初めて聴くビギナーの人まで、老若男女問わずおススメだろう。

秋の夜に聞くのが最適な雰囲気のアルバムと思います。
発表時にFM番組で流れたのを今でも覚えてますけどねぇ....
CDは持っとくべきでしょね

タイトルチューンの｢ダウンアップビート｣｡桜井哲夫氏のベースをベースになかなかはねている名曲ですが、スティービーワンダーの曲に似たベースフレーズがあり、思わず知っている人は笑っちゃいますね｡