表面的な解説書
★★★☆☆
通読したのでレビューします
1 金融商品取引の概要を書いたもの 条文の細かい解釈はまったく書かれていない。
また金融庁の現時点でのプラクティスを述べたものではない
はしがきによると理論的な側面を強調したという
しかし実際に読むと別にとりたたてて感銘を受ける論理構造をもっているとはおもえない
金融庁の有識者会議みたいなところで参照するにはふさわしいが現場でどきどきする取引をするためには役立たず
2 実務にある程度触れている部分が、他の執筆部分と比較すると、突出した違和感を与える。
これは執筆者によって視点(分析と洞察の深さ)がかなり違うため−だから全体を読むと違和感が残る
3 現実の取引について疑問を持っている人が読んでもあまり役立たないだろう。
現実の国際金融第一線からはかなり遠い。
4 しかし、汎用性のある一般論を述べた読書専用と考えたほうがよいでしょう。この上に積み上げかな。