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ティンカーベル・メモリー (角川文庫)

価格: ¥1
カテゴリ: 文庫
ブランド: 角川書店
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輪廻ストーリー ★★★☆☆
景山さんらしい、輪廻をテーマにした軽快な話です。
景山さんが輪廻をどれくらい本気にしていたのかわかりませんが、押し付けがましいところはありません。ファンタジーのような感じです。
いつもどおり若い女性が活躍する楽しい話で、外国(スコットランド)や家具や車の話が次々に出てきますが、残念ながらちょっと時代を感じます。
携帯やナビが日常茶飯事になった今の時代を景山さんが知ったら、それらをどのように描いたか知りたい気もします。
星三つのわりに良い評価をします。 ★★★☆☆
過去世が題材にとられているのは、明らかに景山氏が信仰しておられたという宗教に関るのでしょうが、この本は、とにかく、ちょっとロマンチックなお話として楽しめるように仕上がっている、とは思います。

私はもう一冊の宗教色キトキトの作品を読んでしまったので(知らずに)それが下地かと思うと...つい...(そちらの本であまりにもがっかりしたので尾を引いてしまって)で星3つなのですが、筆者独特のテンポも昔からのファンとしては嬉しいし、お話の構成も多少、先が見え見え、っぽいところが、彼の(ご自身が愛しておられたはずの)TV屋さん的娯楽構成の意図が見え隠れして良いと思えます。

お話としてだけとらえたら星4つかな、という感じです。こういう題材をこう、オンナノコ用にきれいに書いてくれる人も他に居ないのではないでしょうか。

リッチでファッショナブルなアイテムが、商品名、ブランド名丸出しで並ぶのは、一般的には苦手なのですが、それらがどんなデザインで、どんな色で、と画面を見ているようにイメージできます。地名が具体的なのも、現地を知っていると、登場人物と一緒に歩いているような感覚になるります。おそらく、主人公が過去世をビジュアルで観るという設定に即して、読者を同じ視点に立たせる手法なのだと、この作品に関しては思えます。

過去世、転生などなど、信じる信じない、ではなくて、素直に楽しめるといい本だと思います。

素直に楽しめる人というのは、それらもろもろを信じないまでも否定して考えない人、ということになるのでしょうが...。

ふっと週末なんかにさらっと楽しみたい、という感じでしょうか。

廻り巡る世界 ★★★☆☆
インテリア・コーディネーターの大久保ひかる。彼女は時折、ふと記憶がなくなる時がある。記憶喪失というのではなく、ふと気づくと自分が何をしていたのか全く記憶はないのに長い時間が経っているということがよくあったのだ。
ある日彼女はあるインテリアショップで気に入って買った家具にデジャブを覚える。それらの家具はすべて同じ家から売り払われたものだった。
夢の中の自分、モリー。そして空白の記憶。それは、前世の記憶。ティンカーベルが消してしまう前の、ネバーランドの記憶。
前半はのめり込むようにして読んだ。ひかると一緒にドキドキしたり不安になったりしながら一気に読んだ。実際面白い。内容も書き方も結構好きだし。
そして後半。前世の世界が強くなってきて、ちょっと専門的な話も混ざってきた。そこまではよかったのだが...うむ、最後の最後の方に出てくる主人公なりにとらえた「輪廻転生」というのが非常に興味深いとともにあまりにも宗教色が強くてちょっとわかりづらかった。どこが難点かな。む、まぁでもラストが好きなんでそれもよしな感じかな。ラストシーンのテンポが大好きっス。
私は尼寺さんが大好き。こんな人がそばにいたらすっごく落ち着けるんだろうなって思う。
こういう体験してみたいなぁとか真剣に思ったりもします。