冒頭、声が自らを剃毛するシーンが収録されているが、その剃毛済みの全裸の彼女に、笠間しろう、町野変丸、根本敬、会田誠の四名がボディペインティングを施す。その過程がこの作品の主な部分である。企画に声自身も名を連ねているが、ペインティングされる側が受け身でなく、積極性を持っていると言う点では珍しい作品と言えるかもしれない。声本人の魅力が伝わってくる作品でもあり、インタビューシーンなどからは、彼女がしっかりとした考えを持っていることが窺われる。
モザイクやボカシは使われていないので、肝心な部分が映らないよう、カメラアングルや編集にかなり気を遣っているように見えたのだが、それがだんだんといい加減になってくる。力武靖ファンが喜べる作品とも言えるだろう。