Virtuosi
価格: ¥1,241
The title Virtuosi is certainly an apt one for these two technically impeccable players. The idea behind this set is to give a sympathetic jazz-minded setting to some classical compositions that would prove good candidates for treatment. The programme starts with a duet arrangement of the opening movement from Ravel's Le Tombeau de Couperin which has not only perfect phrasing co-ordination but a beautiful blend of timbre and dynamic between the two instruments: a not inconsiderable feat. Such levels of performance may seem ho-hum-ish to the inattentive, but there is so much to what these two do here that close listening rewards with constant little delights and surprises through a programme which includes arrangements of Barber (no--not the dreaded adagio), Rachmaninov, Gershwin, Brahms, Delibes and Scarlatti. Burton has a very long track record in international music circles, Ozone less so, but the Japanese pianist, who has made some brilliant records as a leader, is fully partner to Burton throughout, being able to lead or follow at a moment's notice. An erudite CD that is also a musical treat, whether you know the originals or not. --Keith Shadwick
名人芸である。
★★★★★
最初のラベルの「クープランの墓のプレリュード」の出だしは楽器こそピアノとヴィブラフォンだが、原曲そのもので、これがジャズの演奏なのかと驚かされる。クラシックのピアニストにとっても難曲とされている曲を軽々と弾きこなすこの師弟コンビはまさにタイトル通りと言う感じなのだけど、私のようにクラシックもジャズも好きでという人間にとっては楽しめるのだが、クラシックはちょっと「お高くて〜」と感じる人には、余り楽しめないかもしれない。バーバーのエクスカーション、スカルラッティのソナタ、ガーシュインのピアノ協奏曲など、私などはそんなに聞き込んでいる訳ではないので、他ではあまり耳にする頻度が少ない珍しい曲も多く、クラシックの曲の再発見のようなCDになっている。個人的には1曲目、4曲目、7曲目と最後11曲目の小曽根のオリジナル曲が心地よいが、どの曲も甲乙つけがたい完成度である。
巨匠は柔らかく解釈する
★★★★☆
2001年8月14日・15日 / 10月14日・15日にマサチューセッツ、ブルージェイ・スタジオで録音。
『ヴァーチュオーシ(Virtuosi)』という言葉はクラシック好きなら聞き覚えのあるヴィルトーソ・・・virtuoso(巨匠)の複数形。つまりは巨匠が二人と言いたいらしい。ゲイリー・バートンはともかく、小曽根真がどうかは疑問が残るタイトルだ。
元々このプロジェクトの発端は2000年の春、フェニックスの安食堂でバートンがロースト・ビーフ・サンドイッチ・ランチを食べているときに、30年前、ラヴェルの『クープランの墓』のジャズ・バージョンを多重録音で録音したことを思い出した事に始まるらしい。その再録音の相手に選んだのが愛弟子である小曽根真ということのようだ。とても和やかに楽しみながら演奏している。好きな曲はドメニコ・スカラッティの『ソナタK.20』。
巨匠は柔らかく解釈する
★★★★☆
2001年8月14日・15日 / 10月14日・15日にマサチューセッツ、ブルージェイ・スタジオで録音。
『ヴァーチュオーシ(Virtuosi)』という言葉はクラシック好きなら聞き覚えのあるヴィルトーソ・・・virtuoso(巨匠)の複数形。つまりは巨匠が二人と言いたいらしい。ゲイリー・バートンはともかく、小曽根真がどうかは疑問が残るタイトルだ。
元々このプロジェクトの発端は2000年の春、フェニックスの安食堂でバートンがロースト・ビーフ・サンドイッチ・ランチを食べているときに、30年前、ラヴェルの『クープランの墓』のジャズ・バージョンを多重録音で録音したことを思い出した事に始まるらしい。その再録音の相手に選んだのが愛弟子である小曽根真ということのようだ。とても和やかに楽しみながら演奏している。好きな曲はドメニコ・スカラッティの『ソナタK.20』。
クラシックとジャズのすばらしいブレンド
★★★★★
ゲイリー・バートン(vib)と小曽根真(p)の師弟デュオCD。表題の「Virtuosi」はvirtuoso(巨匠)の複数形。クラシックの巨匠たちが作った名曲をジャズ的に解釈・調理したレパートリーが収録されています。ピアノを使ったクラシック曲のジャズ的解釈というのは割と見聞きしますが、ビブラフォンを使ったものは珍しいのでは。インプロビゼーション(即興性)がふんだんに組み込まれて演奏は流れるように美しく、2人のコラボレーションはスムースで楽しい。一番気に入っているのは「クープランの墓」(1曲目)と「遠足」(2曲目)。コードもメロディーもすっかりジャズ的にカスタマイズされていて、メロディーと即興部が違和感なく続いて心地よく酔える。小曽根作曲の11曲目とタンゴの4曲目も印象的。ゲイリー・バートン自身が書いているライナーノーツも読んでみると面白いです。「私たちはクラシック音楽の大きな可能性に関心を向けた即興演奏家である」だそうです。ちなみにこのCDは2003年のグラミー賞(The Best Classical Crossover Albumn部門)にノミネートされました(残念ながら受賞は逃しましたが)。
祝!グラミー賞
★★★★★
第45回グラミー賞(The Best Classical Crossover Albumn部門)にノミネートされました。