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ぼくらの言葉塾 (岩波新書)

価格: ¥735
カテゴリ: 新書
ブランド: 岩波書店
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レビューになっていないかな ★★★☆☆
「詩」や「絵本」を読んでその美しさを理解できない人間です。P.188から190の「ひどい詩」と著者のお勧めの優れた詩との違いもそれほど落差なく感じてしまう人間です。
俳句も、私にとってはその善し悪しが分からない世界で、「春の虹」や「秩父山」に関する解説も、その微妙な違いが「そういわれてみれば」という世界でした。
が、著者の自分の気に入ったものを薦める情熱のようなものを感じさせてくれる本です。詩や絵本には縁はなく、その芸術性も理解できない人間ですが、著者の情熱に撃たれながら退屈もせず読了した次第。
う〜ん、レビューになっていないかな?
詩の言葉には「発見」がある。 ★★★★★
 本書はNHK教育テレビ「日本語なるほど塾」の番組教材を下地に書き改めたもの。
詩の言葉には「発見」がある。「わくわくさせてくれる」言葉である。たとえ意味のわかりにくいものでも「楽しい気分」になる言葉がある。ただの言葉として読み過ごせない「詩」がそこにはある。
 詩の言葉は、人のいちばん奥底にまで届く。心に響く言葉たちを、詩・歌・句から集め、言葉の味わい方・楽しみ方を指南してくれている。
「様も/殿も/付いてはいけない、/自分の住む所には/自分の手で表札をかけるに限る。/精神の在り場所も/ハタから表札をかけられてはならない/石垣りん/それでよい。(石垣りんの名詩「表札」末尾)
 当たり前のことを当たり前のように書いて「あるがままに生きる」大切さを教えてくれる詩の一つ。
 一茶の句に「さはつても 時雨さう也 秩父山」を発見。詩の言葉を味わう醍醐味がここにはある。
奥深いことばの味わい方・楽しみ方 ★★★★☆
 長く「ことば」をなりわいにしてきた方だからこそ書けたであろう、エッセイ・アンソロジー。
 歌、詩、俳句から例をとり、豊富な経験と独自の感性から言葉の味わい方、楽しみ方を縦横無尽に語りつくす。
 「自分の言葉を発見する」「言葉の関節を外す」「こわして作る」「声で遊ぶ」など、ポイントというかコツを一つ一つ伝授。
 単なる形式や理屈では伝わらない、ハートにじわじわ響く言葉の使い方が浮かび上がる一冊だ。