前作『ブリトニー』で大胆にイメチェンを図ったブリトニー・スピアーズが、前作以上に過激なやり方で作り上げた、本人いわく「ネクスト・レベルのポップ・ミュージック集」だ。プロデューサー陣には、レッドゾーン、ザ・マトリックス、リンダ・ペリー、モービー、R.ケリー、P.ダディら、現代のミュージック・シーンを代表するそうそうたる顔ぶれが並んでいる。
テクノ、ガラージ、トランス、ヒップホップ/ラップ、ソウルなどなど、ありとあらゆるビートとグルーヴを飲みこんだ楽曲の数々は、まさに斬新の一言に尽き、世界が注目するポップ・アイコンが、こういう作品を作ることにこそ意味がある。デュエットしているマドンナを凌駕する日も近いだろう。(山口智男)
対訳は誤訳と思いたい酷さ(号泣)
★★☆☆☆
このアルバムのイメージ・・Britneyの人生を狂わせた1枚、でしょうか・・・
一通り曲を聴いてから対訳を読んでびっくり。
見事にほぼ全部がSEXの歌だったから。。。(Sexyとは言えない)
今までのアルバムではシングルカットされたやつは微妙で、アルバム曲に
ものすごいお気に入りができたものだけど、このアルバムはシングルのほうがまとも。
大好きだった前作中の「Anticipating」「That's where you take me」を作った
チームの作品である「Brave New Girl」も一見ノーテンキな元気POPだけど対訳読むと
逆ナン(しかも一夜限りの)の歌にしか見えない。
「大胆になる」相手が、好きだったけどなかなかそのことを言えずにいた男友達、
とかだったら(Antiと被るか)楽しめたのに・・
もうひとつこのチームが作ったBonusの「Don't Hung Up」も超かわいい曲なのに対訳見たら
電話エッチ?の話だしorz
「Me Against Music」「Everytime」はもちろん、シングルではセクシーめな「Toxic」
「アウトレイジャス(綴り自信ない)」が可愛く思えるほど。(実際キュート☆)
ちゃんと「LOVE」という単語が出てくるのに安心します。BumpBumpとかありえん。。
「Touch Of My Hand」とか。。一見真面目そうな曲でもエッチだったりします。。。
アギレラやマドンナと違って、歌が下手なやらされ系のアイドル歌手がBitch?Sexy?系
の歌を歌うと非常に痛々しいことになるのだなぁ、と実感した一枚。
これではただの「エッチソング」じゃないか、と。(Bitchでは決してない)
ブリトニー=清純!!みたいな願望はないけど、イメージに合ってなくてかなり
ガッカリしました。
また、内心邪魔だと思っていた(ごめんよ)マックスマーティンの曲がないのも
物足りなかった原因かな?
彼の大げさな曲が実はアルバムに重厚感を与えてくれていたのかも・・と今さら
気づきました。
楽曲そのものの質は豪華ですが、歌詞にかなりガッカリしたのでこの評価です。
まだ聞いてないけど5枚目もこんな感じでしょうから6枚目は平和な明るいPOPがいいです。
一番いい!
★★★★★
妙なブリッコ感もなくなり、大人のブリトニーといったところですかね。最初のMe Against The Musicからして自信の表れが伺えます。
Toxicは久々にTOP10にランクインしたり、コスプレしているPVもコケティッシュでお気に入りです。
クラブでかかったらアドレナリンが大量に放出されそうな曲の中でEverytimeやShadowがいい味出してますね。ブリトニーのウィスパーボイスが活きてくる曲が満載です!
進化
★★★★★
これまでの作品とは全く違ったブリトニーが聞ける1枚です。サウンドも声もとってもセクシーになっていますので今までのポップでキュートなブリトニーが好きな方には少し不満かもしれません。ですがマドンナも時代によって曲調を代えていった様に、ポップクイーンの宿命でその時代の最先端を取り入れた曲になってしまうのは仕方ない事だと思います。
全体的にはHip hop系のダンスチューンが多いので、そっち系も好きな方にはお薦めです。ですが2・3曲は以前のブリトニーのような王道なポップもありますので、いろんなブリトニーが聞けるといった感じです。歌い方もそれぞれ工夫がなされていて、彼女の今後の可能性が感じられます。またプロデューサーやゲストがとっても豪華!サウンドも癖になる感じで、まさに"今時"な感じです。
ブリトニー自身が歌わなくてもいい曲ばかり。
★★★☆☆
初めてこの『In The Zone』を聴いた時の感想は、『Britney』が最高傑作だったのに対して、「ブリトニー自身が歌わなくてもいい曲ばかりだなぁ」でした。歌唱力や表現力がレベルアップしている為か、お得意のアップテンポのダンスポップスは巧く、ミディアム〜スローの曲もなかなか歌いこなしています。音楽性はヒップホップ/トリップポップ/テクノ/UKアーバン・ソウル/ガラージ/トランス...と曲調の幅が広くなり、ブリトニーの声に合っているキャッチャーでポップな曲ばかりですが、アーティスト/アイドルの比較をすればアーティスト寄りの曲ばかりで、本格的なダンスミュージックとアイドルポップスのバランスが良かった『Britney』路線が私は好きなので、ブリトニーが離れていってしまう様な気がして寂しいです。それにブリトニーがアイドル→アーティストに脱皮出来るとは思えません。「どうしてもブリトニー自身が歌わなければならない必要が有る、彼女でなければ駄目」というのが感じられませんでした。
次世代へ
★★★★☆
前作でさえ、かなり大きな路線変更なのに、今回はもうスッパーンと完璧なるイメチェンです。ロングヘアをミディアムにしたのが前回だと例えるならば、今回はショートにして髪の色まで変えた感じ。マドンナとのデュエットで幕をあけ、その後はクラブチューンが続きます。きっとこのアルバムが初ブリトニーになる人は、後からファーストアルバムを聞いても、同一人物と思わないと思います。。それにしても、彼女はこのアルバムについて「本当に創りたかったものとは違ってしまった」とコメントし、このアルバム発表後にはマネージャーを代えたりしたので、彼女なりのイメチェンに伴う葛藤があったみたいですね。さて、ますます彼女の次回作が気になるのですが。