濃くて甘い、大体ハッピー
★★★★★
表題作ほか6編の短編集。
BLではなくゲイコミック?私には分類がよくわかりませんが。マッチョな男の世界です。
しかし、ヒゲがあっても薄汚くならない清潔感のある絵なので、普通に「男らしい体」が好きな人なら、肉厚な体、腕とか胸板とか太い首とか太股とか背中から腰、尻のラインとか、女性でもいろいろ感じる所があろうかと思います。
ちらりと出てくる女性も魅力的。鶴見会の姐さんは男っぷりがよくて(何か変?!)、憧れます。
甘めの話が多くて面白く粒ぞろいでした。
私は特に「新宿夜啼鳥」の、ホストとヘルスのキャッチの話が気に入りました。普段はストレス発散のため無理矢理みたいに居候のキャッチの男を犯っているホストが、ふと弱気になった際、甘えたように「二人でするセックスをしようよ・・・」と誘って...。よかったです。
「二人でするセックス」っていう言葉、いいですねえ。愛を感じます。