受験生に限らず社会人でも、古文の基礎的知識を身につけ直したい人に最適です。
高校の教科書で必ず出てくる、定番の名文を例題にして、詳しくわかりやすく解説しています。

この本の特徴はとにかく見やすい、わかりやすいことにあります。
前半はカラー印刷で基礎を、対訳付きで解説し、後半は二色刷りでもう少し応用的内容が書かれています。
文法、語釈、歴史的知識の解説など、見やすく分りやすく書かれています。
図説、イラスト、写真などもきれいです。さすがは原色小倉百人一首 を出している文英堂です。

近年の受験古文の動向は分かりませんが、受験には必ずしも向いていないのかもしれません。
しかしセンター試験レベルにはこれで充分だと思います。
高校生でも、古文がチンプンカンプンで、基礎からやり直したい人にはおすすめです。
これをやってから、さらに応用編に進むといった使い方がよいでしょう。