ヘンデル クラヴィーア組曲 第2番 第3番 第5番 シャコンヌ
スカルラッティ ソナタ ニ長調 ロ短調 嬰ハ短調 ニ長調 イ長調 ホ長調 イ長調 を収録。
ヘンデルの曲は「調子のよい鍛冶屋」の名で親しまれる楽章を含む。同曲がピアノで弾かれた録音は意外に希少だ。
これを聴くとペライアとこれらの楽曲の相性がこれほどまでによかったのかと驚かされる。
現代のピアノという楽器の美点を最大限駆使して、これでもかと歌謡性に満ち溢れた表現を繰り出す。
スカルラッティのクラヴィーア曲がこれほど彩色をほどこされて、自分の前に繰り広げられことに、驚嘆する人は多いだろう。
「調子のよい鍛冶屋」は多くの人がしっているとってもポピュラーな曲であるが、ペライアの手にかかると聴き応え満点のスリリングな変奏曲へと一変する。
その小気味のいいこと!
最高に爽快な気分を味わえるアルバムだ。