高校卒業後、福生のガソリンスタンドで働く志郎は新しいバイトの乃里子のことが気になって仕方がない。乃里子は恋人の矢野と別れたばかり。元彼にはない、純粋でやさしい志郎のことが次第に気になり始め、ふたりは付き合うようになる。しかし、志郎と乃里子と一緒のところを見た矢野の心に乃里子への思いが再熱し…。
『誰も知らない』でカンヌ映画祭主演男優賞を受賞した柳楽優弥と『パッチギ!』の沢尻エリカ主演のラブスートーリー。初めて女の子と付き合った志郎の、思いが加速していく感じ、彼女のちょっとした言葉や行動に揺れる心など、乃里子に熱くなっていく主人公の心情が、柳楽くんの純粋で汚れのない演技にぴったりはまり、これぞまさに初恋という世界をつくり出している。いつまでも少年のような青年と、一足早く大人になっていく女の子。そんな男女の成長の微妙な差が、志郎と乃里子の関係に現れているのも興味深い。すべてにおいて志郎より大人だった乃里子を沢尻エリカも好演。主役ふたりの輝きが、本作をチャーミングなラブストーリーに仕上げている。(斎藤 香)
改めて見たけど、
★★☆☆☆
なんか残念な映画。
高校の頃、当時の恋人と見に行った思い出の映画です。いろんな意味で。大人になって見返してみても感想は変わらず。
役者は良いけど、組み合わせが悪い。沢尻エリカの演技は良かったけど、柳楽優弥とは合わないと感じた。宮崎あおいだったら違ったと思う。あと、柳楽優弥も時期が悪かったのかもしれない。
切ない青春
★★★☆☆
沢尻エリカがとにかく可愛いです。
演技もやっぱりうまい。
柳楽くんも雰囲気あるし。
この二人を見るだけでも価値はあります。
内容もありがちだけど、ありがちだからこそ過去の自分の青春時代の切ない思い出のほろ苦さを思い出せます。
余談ですが、沢尻エリカはつくづくもったいない。
もっといろんなドラマや映画に出てほしかった。
“純愛を求める少年と心の隙間を埋めたい少女の物語”
★★★★★
沢尻エリカと柳楽優弥が共演した作品。
沢尻が積極的な女の子を、柳楽が奥手の男の子を演じています。
2人とも役にピッタリでこれだけで作品にのめり込めます。
感想としては、若いなぁ〜と(笑)
そして昔を思い返して、心が痛くなりました(笑)
奥手は損。後悔しか残らないと改めて思いました。
映画では、感情だけで動ける時期から
結婚や生活を考える時期への変遷を経験する男女の恋愛
を見ることができます。
先入観と演技力
★★★☆☆
どうしても「エリカ様」のイメージを捨てて虚心にこの作品を見ることはできなかった。また、相手役の柳楽優弥も、「誰も知らない」の印象的な演技はもちろん、私生活では薬物中毒(?)の一件があり、若手ながら一筋縄ではいきそうにないイメージがあったため、感情移入が難しい。作品そのものは、時にもどかしく、時に胸が熱くなる「純愛物語」なのだが、そのうちにどちらかが急に心変わりするのではないかとハラハラし、素直に作品の中に入っていくことができないのだ。
良くも悪くも強烈な印象を放つのは宮崎駿のアニメにでも出てきそうな「グランマ」を演じた夏木マリ。どういう結末になったとしても彼女の存在が救いになるのだが、結論が出たあとの冗長さはいかがなものか。まさにキャラメルのように甘くなってしまった。
期待はずれでした
★☆☆☆☆
確かに純愛ものと思って買いましたが、くすぐったすぎて耐え難いものがありました。少し古臭いし、多面的な描写が感じられず、トレンディドラマのようでした。好きな俳優さんばかりだったので期待しすぎたのもあります。夏木まりさんのグランマのキャラ設定、まるで変わり者の老人のようですが。一般人が考え出した’変わり者’という感覚にすぎず、非常に表面的で偏見すら見受けます。沢尻さんは若いのに俳優としてのオーラはすごいなあと改めて関心しましたし、今回のははまり役とはいえ、やはり映画自体が好きになれませんでした。びっくりしてしまいました。