インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

椿山課長の七日間 デラックス版 [DVD]

価格: ¥3,990
カテゴリ: DVD
ブランド: ジェネオン エンタテインメント
Amazon.co.jpで確認
   浅田次郎の同名小説を映画化したファンタスティック・ヒューマン・コメディ。脳溢血で突然死してしまった椿山課長(西田敏行)は、天国と地獄の中間にあるお役所の役人(和久井映見)のはからいで、1週間だけ現世に戻ることが許されたが、正体がばれないよう、なんと絶世の美女(伊東美咲)の姿と化して降臨してしまう! つまりここでは伊東美咲が西田敏行を演じるという、とてつもないギャップがおもしろさの根幹となるわけで、伊東は持ち前の美貌をかなぐり捨ててガニマタ歩きの大奮闘。また、彼(彼女?)以外にもあの世からのお仲間がいて、特にヤクザの組長(綿引勝彦→成宮寛貴)のエピソードがいい。また中盤、成宮と伊東がキスしかけるシーンがあるが、それは裏を返すと綿引と西田がキスしようとしているわけで、一瞬この2人がキスしようとしているイメージショットが挿入されて、観る者はゲゲッとなる。そのタイミングなども実に笑えていい。そしてクライマックスは、余貴美子がすべての印象をかっさらう好演であった。(増當竜也)
クスッと笑ってホロリと来て、最後は清々しい。いい作品です。 ★★★★☆
原作は読んでいません。
ただ、西田敏行さんがキャラ全開で笑わせたり泣かせてくれるものだと
ばかり思っていました。ところが、どうしてどうして。
コメディ度を控え、雰囲気を壊さないように演じているのが分かります。
ホント、空気の読める役者さんです。

役柄に見事にはまった他の俳優さんの演技がまたさらに素晴らしいです。
監督の作り方も巧いのでしょうが、無理に感動を煽らない自然さがいい。
決して演技派とは言えない伊東美咲さんだけはどうかと思っていました
が、周りに引き摺られたのか、予想より遥かに頑張っていました。

浅田次郎さんらしいファンタジックながらも切ない世界観、思わぬ展開
ところどころでちょっとずつ笑わせてくれるユーモアのバランスもいい。
爆笑、号泣とまでは行きませんが、後半ホロリとする場面がいくつか出て
来ます。

テレビ局、ガキタレ、お笑い芸人らによる低脳な金儲け映画により、土壌
汚染が進行する昨今の邦画界。またこういう作品を連発してくれることを
願って止みません。
重大なヒミツ ★★★★★
椿山課長は仕事中に倒れかえらぬ人に。でもあの世に行く前、初七日が終わるまで現世にとどまる事を許されます。なぜか美女の姿で家族や同僚に会いに行くのですが。
感動の人間ドラマかと思ったら色々外されるシーンがあって楽しかったです。妻と子を残してきた家に「お線香をあげさせて下さい」と上がり込む美女椿山課長。そこでの騒動が見苦しくて笑えます。
そして同時に現世に戻った人間はあと二人。ヤクザ組長と少年。彼らには死ぬ前にどうしてもやっておかねばならない事があったのです。
バーでやけになって飲んだくれる椿山課長に声をかけてきた若者は実は組長の仮の姿。ときめく乙女心に戸惑う課長が気持ち悪かったけど、組長さん(成宮寛貴)は本当にかっこいい。惚れました。
そして危機迫る中、現世にいられるタイムリミットが。色々泣けます。最後の小さなオチも嬉しかった。見終えた後幸せな気持ちになれる映画です。
順が逆のようですが・・・ ★★★★☆
映画の存在は知っていましたが、当時見ませんでした。TV版を先に見て面白そうなので映画版を捜して購入させていただきました。
多少表現、演出は違っていますがそこは、プロの俳優さん・女優さん・スタッフの皆さん・監督さん・どちらも楽しく視聴させていただきました。
次は、原作本を読もうか、と思っています。私って変ですか?
社内コメディではありません! ★★★★★
「椿山課長の〜」と言っても「社内ドタバタ劇」ではありません。
それに…
その手のドラマ映えぬきの西田敏行さんも、
ここでは決して前には出ません。

コンセプトが荒唐無稽ですが、
余暇の有る時に、
ゆっくりと観られるのが吉の映画です。
いささか現実的に成りすぎた「年配層の方々」には、
「人情話」とは言え反対に「とっつきにくい」かも知れませんが…
「映画として」の完全なハッピーエンドが有って…
個人として「こういうの何年ぶりかなあ」と云う感じ。笑
かなりとすっきりとします。笑


市毛良枝さんの「母の見抜く目」が印象に残ってしまいます。
この手の印象の残り方をするのに、
「冬の華」の池上季実子さんの「人を見抜く目」の演技があります。
まったく違いますが、「人の直感」が描けています。感動ものです。あちらもおすすめ。笑


恋人同士で観ても良いかも知れませんね。
家族…
というより「気の置けないもの同士で」、
特別な日の夜にそういう人と鑑賞されるのはいかがですか。笑
おすすめ。
原作には映画にないサプライズあり ★★★★★
元来深刻な物語を、原作通りのシリアスな映画として撮るのは、簡単なことだったでしょう。そこをあえて、ブラックコメディ風の、親子で楽しんで観られる娯楽エンターテイメント(でも、見終わって冷静になれば、じわりと考えさせられる)映画として撮り切った監督の手腕に、脱帽です。まさか、こんなところに『寅さん』の精神が息づいているとは、思いもよらなかったもので。そこのところが、とても嬉しくなる名品です。

何度この映画を観ても、日々生きている人々が、ごくごく稀に目にする映画ならではの「奇跡」のシーンは、胸にじ〜んと迫るものがあります。僕はこの映画で、志田未来という女優と、成宮寛貴という青年俳優に、ぞっこん惚れこんでしまいました。もちろん、他のキャストも、この人物でないと、この映画は撮影不可能だっただろうな、と思わせてくれる方々ばかりです。

「奇跡」を目の当たりにした少年は、突然死した父親に、自分の気持ちを伝えられなかったことを悔やんでいましたが、実は自分も「奇跡」に遭遇していたことに、いつか、生きているうちに、気がつく日がくることでしょう。そこに、生きることの希望が、見出せるのです。

原作ではフォローしていない、椿山課長と同期の親友の女性との清算を、映画の中ではきっちり果たしていることも、エンディングで清々しさを覚える要因でしょうか。

なお、この映画を観てから原作を読んでみましたが、映画には登場しない「影の主役」がいて、その人物の生き様がテーマの話だったのは、サプライズでした。

それから、天界の決まりは、死んだ年齢に関係なく、例外なく、死者の皆が従わざるを得ない、という部分を映画で描かなかったことは、正解だったと思います。
基本、映画は、見終わった後で、ポジティブな気分になりたいですからね。

僕はメイキングを観たくてDVDを買いましたが、この映画がブルーレイ盤で発売されたら、そっちも買うことでしょう。僕の心を射抜いた映画を、今生の間、大切にしたいので。