ないよりマシ
★★☆☆☆
2007年に出た「ガンプラ大全集2007」の増補版になります。
MGとHGUCの増補が、前回の「2007」の時と違い、MGだと「ストライクフリーダムガンダム」から「ユニコーンガンダム Ver.Ka」まで、HGUCでは「量産型ゲルググ/ゲルググキャノン」から「ヤクト・ドーガ(クェス・エア専用機)」までの「2007年発売分」が、非増補分に近い扱いになっています。
あと、現在進行形の「ガンダム00」を大きく取り上げている関係で、「ガンダムSEEDシリーズ」は「2007」発売後に出た「FRAME ASTRAYS」、最新の「VS ASTRAY」も含めて巻末での「旧キット」などと同様の扱いになっています(栄枯必衰なのかもしれませんが)。
増補分には「塗装済み」のものと「未塗装・素組み」のものが混在しています。
それでしたら、非増補分も含めて「塗装済み」に統一するとか、「未塗装・素組み」で通すかにして欲しかったと思います。
「2007」の編集データをそのまま流用することを優先した為か(一概に悪いことではありませんが)、「2007」での旧キットのΖΖのMSV系キットのページ参照の修正漏れが今回の「2010」でもそのままになっていました。
「編集は何をしていたのだ」と言われても当然のことです。
「一般小売店で売っていたもの」のみを掲載して、イベント限定版は掲載しない、と言う編集方針は否定はしませんが、資料としてのことを考えると、「Ζ版MSV」や「フルカラーモデル」等も含めて収録して欲しかったと思います。
現在事実上絶版とされている「LMモデル」は注記もなく掲載しているのですから。
編集方針が中途半端なので、厳しく星2つにします。
う〜む…
★★★☆☆
3年に一度発売されるガンプラの総合カタログ本。前回が07年だったので、本気で待ってました!な内容である。
但し、文句も多い
まず、前回も思ったのだけど、その時点での最新作…前回なら「SEED」今回は「00」…を分ける必要はない。PG、MG、HG(HGUC)、今回ならRGとメガが加わった訳だが、それに分別するだけでよかったのではないか?
次に、どうせなら全部のガンプラを新規で制作して、全て、繰り返す。す・べ・て素組みのが欲しかった。最初のガンプラはこんなんだったんだと今時の子供を脅かす為にも、初代ガンプラの単色成型はそのまま掲載して欲しかった。
次回は順調に行けば2013年になるから、その時には5000円になってもいいから(笑)全部のガンプラを新規で、素組みで制作して戴きたい。バンダイさんの英断に期待したい。
とにかく雑!
★☆☆☆☆
とにかく雑な本です。まず、映像作品や商品のグレードで大まかに分類されてますが、発売順に並んでいないので本カタログから漏れた商品があっても容易に見つけ出せません。初見で見つけられた漏れた商品は、人間サイズの大きさの1/12ガンダムとザク、1/30バブルキャスト MS-06R-1AザクIIでしょうか。
初めて多色成形ランナーを使用したガンダムは、金型の傷みが激しく廃版となってしまいました。タイトルに「大全集」と付けるならば、現在販売していない商品であってもガンプラの歴史上重要な存在は、それはそれとして紹介する義務があります。
なによりも作例が最悪。近年の商品は未彩色(無塗装)と小さく断りが書かれています。がしかし、作例なら重要な箇所はちゃんと接着して変な隙間を作るなと言いたい。酷い作例になるとパーツを手でむしり取ってそのゲート跡の処理すらしていないものさえあります。小学生の方が(自腹を切って購入する分)もっと丁寧に作るよと言いたい。それでも鑑賞に耐えられるほど最近の製品は質がいいとも言えます。おまけに撮影と印刷技術が妙に高いので、作例の雑さ、稚拙さがやたら目立ちます。
劇場版ガンダム00に合わせたかったのでしょうか?何を焦って出版したのでしょうか?ありとあらゆる点で雑すぎます。家電なら欠陥品と呼ばれるレベルです。
ごつい
★★★★★
まず巻頭はここ数年で出た作品です。
リアルグレードやメガスケールはもちろん、MGデスサイズも載ってます。
このあたりは塗装例の写真もありますが、かなり小さいので雰囲気が違うなぁくらいしか分かりません。
おまけ程度に考えたほうがいいです。
それはさておき、写真の数自体結構多いので、観て楽しむには十二分な作りです。
大体ページの8割から9割が写真で、あとはキット名か解説。
というわけで、解説の字が小さくて読みにくい人もいるかもしれません。
とはいえ、前回からお値段据え置きでかなりのボリュームアップ。
100ページくらいまでが追加の部分だから、買い替えもアリかと。
ちなみに入手困難なキットは掲載されてないようです。
個人的にはキットだけでなく、パッケージイラストも全部載ってるのが嬉しいですけど。