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バッハ:ロ短調ミサ曲

価格: ¥4,486
カテゴリ: CD
ブランド: ポリドール
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感動を超えて来るもの。 ★★★★★

説明がつかないくらいに、心が動いてしまう。
とにかくいい、この上なく切実な演奏です。

以前からバッハの宗教曲を聴くなら
カール・リヒター盤が間違いないというのは知っていたのに、
なぜかこの曲との最初の出会いは、ヨッフムの廉価版ディスクでした。

ヨッフム盤は大仰ながらもこの曲の真価を捉えていて、
キリエの冒頭で頭が真っ白になるほどに感動したのですが、
リヒターの演奏を聴くと、「あれは何だったのか」と思えてしまう。
それほどの力強さがありました。

ヨッフムの演奏のヴィルトゥオーゾ的にドラマチックだった一切は
リヒター盤では後ろへ追いやられ、恐るべき切実さと浸透力をもって、
耳よりもはるか深いところまで響いてきます。

細かい点を挙げれば演奏の精度は必ずしもベストではありませんが、
こういうかたちで演奏の凄みを感じられたのはとても幸福な体験でした。


なんと美しく、崇高な響きか ★★★★★
 私は音楽を聴くとき、何かをしながら聴くことが多いが、とび抜けて美しい音楽はそのような「よそ見」を許さない。この演奏も、そのような音楽の中のひとつである。文句など出ようはずがない。他のリヒターによるバッハの録音にも言えることだが、「真・善・美」がひとつに統合される様子さえ思い浮かぶ。
冒頭のキリエの壮絶な演奏は別格です ★★★★★
バッハの「ロ短調ミサ」をシンフォニーホールで歌った経験を持っています。
この曲は、人類が生んだ最高の宗教作品の一つですので、名演奏は数多く存在しますが、個人的には、演奏スタイルの古さや現代楽器でのバッハ演奏、という点を割り引いても、リヒター盤が一番緊張感があって好きですね。
44年前の演奏です。全身全霊の思いが冒頭からほとばしってきます。バッハの至高の作品故、リヒターのような畢竟の名演奏で聴きたいものですね。

最近のバッハ研究によりますと、バッハの最後の作品は「フーガの技法」ではなく「ロ短調ミサ」であることが判明したようです。クレドから最終の楽章までの部分が最晩年に作曲された部分です。すなわち、バッハの膨大な作品群の集大成といいますか、ライフワークの締めくくりの作品なのです。

ご存知のようにバッハはルター派のプロテスタントです。カトリックのミサ曲の形を借りて、この大宗教作品を作曲した動機は知りませんが、自分の信ずるキリスト教の宗教感を、普遍的で不変的な音楽形式を借りてこの世に残したかったに違いありません。

バッハの音楽を生涯追い求めたリヒターの歴史的名盤です。
現代的スピード感を持った古楽器での名演奏は数多く発売されており、それから「ロ短調ミサ」を聴かれた方には古さを感じさせるスタイルかもしれません。だだ、その精神性の高さを越える演奏は21世紀の今日、まだ聴くことができないほど別格の存在ですね。

惹き込まれる,何度聴いても ★★★★★
今となっては異常なまでにゆっくりしたテンポもあって,とてつもなく長い演奏だが,最初から最後まで,惹き込まれ続ける,何度聴いても。時代考証や録音技術は二の次,名演はいつでも名演だと私に知らしめた一枚。
最後の最後のDona nobis pacemが(文字通り)既知感とともに奏でられると,次々に折り重なるメロディーが私を舞う羽衣に載せ上へ上へと連れて行くかのよう。ラッパが高らかに響くと共に,そして私は昇天する。平安の中に。何度聴いてもそう。他の演奏では私はこうはならない。
それにしてもリヒターのコーラスの音作りは神がかっている。本盤もまた1秒でそう思わせられた。
ひと時代前の名演奏 ★★★★☆
録音当時のほかの演奏と比べるなら極めて晴朗でダイナミックな演奏でしょう。現代のいわゆる「時代考証的演奏」以前のものであるため今となっては録音の古さもあってやや平板かつ重い印象になります(ほとんど別の作品のように響きます)が、なお作品に対する新鮮な情熱と若々しい取り組みが随所に感じられ、ある種ロマンティックな表情もまた歌心を感じさせます。作品のもつ情感の広がりと宗教的な真摯さは十分表現されており、Gloriaのet in terra paxをはじめ、迫るように堂々と歌いこむ雰囲気は今なお捨てがたいです。
この曲のスタンダードといえる演奏 ★★★★★
・商品の感想 リヒターは20世紀におけるバッハ演奏のスペシャリストの一人だが、バッハ最晩年のこの作品に対する真摯な取り組みがうかがえる演奏である、と思う。本来ルター派の信徒であるバッハが、カトリックの典礼にのっとって作曲したものがこの大規模なミサ曲であるが、プロテスタントとカトリックの枠組みを超えて神への賛美を歌い上げたこの曲を、一分の隙も無く厳しさと温かさをたたえた演奏を繰り広げているように思う。バッハの「ミサ曲ロ短調」なら、まずどのCDを聴けばよいか、と問われれば、私は迷わずこのCDを推薦する。 ・購入金額 通常店頭で購入する場合、商品に添付してある帯に記載された金額になるが、今回は送料・代引手数料を含めても帯の金額より安い価格で購入できた。 この点が何よりも有難いことと思っています。