曲のジャンルは?と聞かれれば”ロック”なんでしょうが、
”相川七瀬”というひとつのジャンルを確立している感じですね。
このあたりは、プロデュースした織田哲郎の手腕の勝利というところでしょうか。
吸い込まれそうな危うさを持った雰囲気を持っていたのが強烈に印象に残っています。
ポキリと折れてしまいそうな感じもするし、
かといって手を差し伸べることを強烈に拒絶する感じもします。
このあたりは9の「バイバイ。」あたりで特に感じますね。
このアルバムはデビュー~4thシングルの
「黄金期」の楽曲を余すところなく収録した作品です。
いずれもスマッシュヒットを記録しており、一度は聞いたことがあると思います。
とくに上記の「バイバイ。」や「夢見る少女じゃいられない」は
カラオケで歌ったことのある女性も多いのでは?
楽曲によっては有名ロックバンドへの"オマージュ"ともとれるリフも登場し、
なかなかにニヤリとさせられる一作です。
たまに思い出したように聞いてしまう作品ですね。