中年にさしかかった男が、若さ、愛、様々なものを失いながら、それでも生きていく姿を唄った作品。
「野暮でイナたい人生を照れることなく語ろう 悪さしながら男なら粋で優しい馬鹿でいろ」との一節は、真理を突いている気がする。
スマートには生きていけなくとも、倒れては這い上がって生きていくことに、本当の格好良さがある。昨今作られる凡百の応援歌などは軽く凌駕する、生きる力を湧かせる曲である。
長くアルバム未収録だったが、ソロベスト「TOP OF THE POPS」にようやく収録された。
カップリングは歌詞が物議をかもした「全ての歌に懺悔しな!」である。