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内気なジョニー

価格: ¥1,540
カテゴリ: CD
ブランド: Warner Music Japan =music=
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待っていた!内気なジョニー! ★★★★★
私が聴いたのは1965年ごろ。
ラジオから優しく何とも可愛らしい声が流れるような歌い方で、聞こえてきたのを忘れない。
後に題名が分かってレコードを買おうとしたが手に入らなかった。
それが私が何としてでも欲しかった(ジョニー・ソマーズの内気なジョニー)。
最近でもCDが欲しくって何度レコード店へ足を運んだことか・・
発売される事を知って嬉しかった。しかし、(ウィルマ・ゴイクの花のささやき)の最新録音版みたいにアレンジしてしまって魅力がなくなってしまう様な事にはして欲しくないので、そうならない事を願う。
ジャケットのジョニー・ソマーズは昔の写真なので大丈夫だと思います。
ので、勿論、星10個
”内気なジョニー”のその後…は? ★★★★★
アメリカン・ポップスには「アンサー・ソング」というジャンルがあった。あるヒット曲の歌詞を加工して、新たなポップスを作り、2匹目のドジョウを狙うという趣向だった。
このCD「Johnny got angry」は、そうした伝統を引き継ぐもので、ジョニー・ソマーズ自身の最大ヒット曲である「Johnny get angry」(1963)の”後日談”を唱ったものである。歌詞の内容については、ここでは内緒にしておこう。2000年にロスで録音されているので、実に37年を経た「アンサー・ソング」となる。
このCD所収の全12曲のすべてが、60年代ポップのアンサー・ソングとなっている。例えば、「Doctor No」はジェームス・ボンドへの、「I'm glad you want to hold my hand」はザ・ビートルズへのそれである。アンサー・ソングというより、むしろ「パロディ」と言うべきかも知れないが…。
「That's what I'm teiin' you」は、日本語で唱われている。「素敵なメモリー」を思い出させてくれる、ファンにとっては嬉しい1曲である。

幸いなことに、ジョニーの歌声は、全く衰えていない。さすが、往時からクラブ歌手として活躍していただけあって、実力派であることが分かる。
ジョニー・ソマーズ・ファンには待望の1枚!!
 
 

寄せ集めでもイメージどおりのジョニー・ソマーズ ★★★★★
 WARNER BROTHERSからジャズ・シンガーとして売り出されたJoanie Sommersは62年までに6枚のシングルと3枚のアルバムを発売していたが、60年の1stシングル#7が54位になったのみで全くヒットとは無縁であった。 そこでプロデューサーStan Applebaumの強い勧めで従来からのジャズ路線とは離れ、ポップ路線というよりはコミック路線の企画モノとも受け取れる#1(邦題:内気なジョニー)を録音することになる。 当初Joanie本人は乗り気でなく、渋々録音したようだが、結果として7位の大ヒットとなった。

 これを受けレコード業界の鉄則により4thアルバムの話が持ち上がるが、予想外の大ヒットで慌てたせいか寄せ集め的な作品となった。 12曲のうち6曲が既発シングルであり(#1が7th、#3が5th、#4が4thB面、#7が1st、#9が7thB面、#10が4 th)、残り6曲が新録音。 後に#8が10th、#7が12th(再発)、#11が13thとしてシングル・カットされている。

 「寄せ集め」と言うと何か悪い印象であるが、当時のレコード業界ではごく普通のことであり、従来の一貫したジャズ路線とは違い、#1に代表されるこのポップ寄りのアルバムこそが、一般的なJoanieのイメージそのものだと思う。 個人的にはうっとりするような#2や胸キュン・バラードの#8が気に入った。 

 収録時間28分を考えると、できれば本アルバム未収録の6枚目までのシングル8曲をボーナスとして追加して欲しかった。 しかし、オリジナルどおりに復刻することは、これはこれで意義があることだし、値段を考えると仕方ないことか… 全てリアルSTEREOでリマスターにより音質は秀逸。(まるで吐息が顔に吹きかかるようだ。) オススメの1枚。