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Complete Seville Recordings

価格: ¥1,314
カテゴリ: CD
ブランド: President Records
Amazon.co.jpで確認
もはやマルチ・トラックのセッション・テープは残ってないのかな… ★★★★★
 44年5月21日ニューヨーク・ブルックリン生まれのMarcie Blaneこと本名Marcia Blankは、父親がミュージシャンかつ音楽教師であったこともあり、子供の頃から人前で歌ったりフルートやヴァイオリンにも親しんで育った。 62年6月の高校卒業時に友人が自作した曲のデモ録音でヴォーカルを頼まれて気前良く引き受けたのだが、曲ではなく歌声がSEVILLE RECORDSのA&RマンMarv Holtzmanの耳に留まりデヴューの運びとなった。 「将来どうなりたいの?もう子供じゃないんだから!」との問いかけに「そんなのはっきりしてるわ。ボビーの彼女になりたい!」と女の子たちの心情を代弁した1stシングルBobby’s Girlは、62年10月20日87位に初登場しFOUR SEASONSのBig Girl Don’t CryとElvis PresleyのReturn To Senderにトップを阻まれたものの12月1日から3週連続で3位(通算で4週)を獲得した。 しかし、その後が続かず65年までに7枚のシングルを残してシーンから姿を消した。(因みに6thシングルA面はNeil Diamond作)

 本作はSEVILLEでのシングルAB面全曲と2ndシングルのドイツ語盤両面と未発表であった1stセッションからの3曲を含む5曲のDEMOをMONOで、最後にBobby’s Girlのみリアル・ステレオ盤も収録しており、コンプリートに恥じない内容となっている。 Bobby’s Girlは近年のコンピではリアル・ステレオ盤が定番となっており、その秀逸な音質からその他の曲も期待されたところだが、ヒス・ノイズは抑制されているものの①~④はMONOマスターの劣化が気になる(不思議なことにそれぞれのリアル・ステレオ盤やDEMOやドイツ語盤の方が断然音質が良い。) ⑤以降はかなり改善されており、⑨以降は申し分ない。 一方、ヒットとは関係なく楽曲自体の出来は良く、ガール・ポップのフアンには堪らない内容だと思う。 収録時間50分でブックレットも◎。 オススメの1枚。