PHISHは3rdアルバムからしか知らなかったけどこのアルバムの方が断然良いです。残念なのは知った頃には音楽的なピークを過ぎていたことですね〜。僕はこのバンド以降ピンと来るJAMバンドに出会えてません。皆さんは如何でしょうか?

　「衝撃のデビューアルバム」と名を冠するものは、世の中にあまたあるだろうが、言葉の真の意味においてそれをやってのけたのがこのアルバムである。しかも、新人離れした二枚組のアルバムである。
　想像だが、彼らはしっかりした音楽の基礎教育を受けたひとびとなのであろう。その上に立って、ほとんどありとあらゆるジャンルの音楽の混淆、というか、いいとこどりをしているような音楽である。ジャンルにとらわれて、「これはいったいどのように分類されるのだろう？」などの疑問を持つタイプのリスナーには向いていないかもしれない。筆者にとっては、同じジャム・バンドであるGrateful Deadに比べて、その「教育」が邪魔をしている部分もあるように感じられるのであるが。

　彼らののちのライブにも登場する曲もたくさん収録されているから、そのような意味でも必聴であるが、このデビューアルバムから彼らののちの運命は予想されたように思う。これだけ完成度の高いアルバムを最初からリリースしてしまっては、"American Beauty"を超えられないDeadと同じような事態に陥るのではないか、ということである。じじつ、筆者には、名盤と言われている"Billy Breathes"も、解散前のラストアルバムである"Undermind"も、このデビューアルバムよりも後退しているように思えるのだ。

　再結成したPhish、最初のアルバムとなるべき"Joy"で、いかにこのデビュー盤を超えてくれるのだろうか？

日本ではあまり知られていない！？このフィッシュ。アメリカではすごく人気がありがあり友達が紹介してくれたのがこのアルバムでした。グレートフルデッドあたりが好きな人がはまるようです。でも違ったタイトなリズムも聴き所です。２枚組というのもちょっとお買い得です。「デビットボウイ」という曲は笑えます。アメリカの友達が得意げに僕にリスニングテストしやがって・・・耳を傾けると・・・それを聞きとった瞬間２人で大笑い！片言の英語しか話せない自分がアメリカで初めてアメリカ人と笑いを共有した瞬間でした。あなたも挑戦してみてください。誰にでも聴き取れると思います。あるバンド名に変わります！