本書の内容は、前半に遺伝的プログラミング、後半に遺伝
的アルゴリズムと、大きく二つに分けることができます。
そして、それぞれのアルゴリズムを、C++のフレームワークを
適用して、具体例(JSP問題、ペントミノ、最適敷き詰め問題、
人工蛾の成長、倉庫番問題、etc..)を解くプログラムに仕上
げてあります。
遺伝的アルゴリズム、遺伝的プログラミングの基本的な考え方等は
至言されておらず、いきなり事例を挙げて具体的な両アルゴリズムの
適用方法を説明してあります。
よって、本書は2冊目以降に読まれるのが良いと思います。
ソースコードが本の中に一切書かれておらず、付属のCD-ROM中のソース
コードをパソコンに読み出して、それと照らし合わせながら読み進めな
ければならず、とても読みにくかったです。
ただ、内容は大変すばらしいものでしたので、それだけの価値がありました。