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骨の学校―ぼくらの骨格標本のつくり方

価格: ¥1,785
カテゴリ: 単行本
ブランド: 木魂社
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   骨の学校は実在する。埼玉県の自由の森中・高等学校だ。別に骨の専門学校というわけではないが、もしもあなたがこの学校に通っていたら、普通の人とは違った見方で骨に接することになるだろう。なぜなら、理科の教諭になんともユニークな2人、すなわち何の因果か動物の骨格標本作りに憑かれた本書の著者たち(盛口先生―― あだなはゲッチョ―― は2000年に退職)がいるからだ。そして歴代の生徒の中にも、彼らに勝るとも劣らないぐらいの好奇心を骨に向ける者たちがいるからだ。盛口先生の前書きによれば、この本は「がらんとした理科準備室が、骨部屋と化すまでの約一五年間の騒動記」。騒動記とよぶにふさわしく、心躍る楽しい読み物だ。

   先生と生徒は、学校の周辺で交通事故に遭ったタヌキの死体があるときけば喜々としてもらい受け、ナベで煮て骨を取る。ネコがつかまえてきたモグラがあれば、ハサミやメスで大体の肉を取り去り、残りを入れ歯洗浄剤につけてきれいな骨を得る。そしてその骨を辛抱強く組み上げていくのだ。興味をエスカレートさせた生徒の一人は、夏休みに北海道の海岸に出かけ、浜に打ち上げられたクジラの頭骨を拾ってきた。

   著者たちの巧みな語り口に乗せられ、冒険少年少女小説でも読むように本書を堪能した後では、骨格標本作りとは、帆船模型や模型飛行機を作るのと同じようなものなのかもしれないと思えてくる。実践派の読者の便宜を図るため、豚足骨格標本の作り方も講義されている。(松本泰樹)

秀逸な解説書 ★★★★★
身近な素材(豚足、フライドチキン、魚)、市販の機材・薬品でも骨格標本は作製できることを教えてくれた一冊。

仕事で時々骨格標本を作ることがあるのですが、ここまで平易で丁寧な解説(苦労も含めて)が載った本はありませんでした。

大半は台所でできる作業なので、夏休みの課題にいかがでしょうか。
こんな学校うらやましいね ★★★★★
フライドチキンや煮魚の骨を
じっくり眺めてしまったり
路上のタヌキの死体に
つい目がいくあなた。

骨の標本をつくりたい・・・
でも、どうやるの?
という
あなたにおすすめの本。

この本を読めば、
いきなり完璧な骨標本が作れるという訳ではありませんが
著者と生徒が織り成す骨物語は
とても楽しいです。

ヘビやカエルの骨格分解図は実用的で、
バラバラになりやすいこれらの動物の
頭骨や骨格の組立にも
とても役立ちます。
骨格標本をつくろう! ★★★★★
骨格標本をつくろうと思い立ったなら、迷わずこの本を買いましょう。
だって 読みやすく、分かりやすく、なにより楽しいんですから。
(値段も庶民的)

初心者向けの「トン足で骨格標本」は私もやりました。簡単でしたよ。
「ヒキガエルの組み立て方」「タヌキの骨格図」もついてますから、
ワンランク上の骨格標本作りの参考にも。

私もただ今、この本を見ながら拾ったタヌキを解剖中です。
もちろん、死体とはいえ敬意を払って解剖してます。
身近な理科 ★★★★★
「骨」と聞くと不気味なイメージがあるけれど,とてもあっけらかんとした内容で,楽しく読めます.
興味深く感じたのはフライドチキンから骨格を復元したりするところ.実際にやってみたくなります.
オススメです ★★★★★
骨拾い、骨取り、標本作り。個人ではできないと難しく考えていた骨格標本作りをやさしく解説している。なんと、豚足を使って。
著者は、私立学校の理化教師。
学校生徒との面白おかしいやいとりを交えながら、平易な文体で生き物のことを学べる。決して骨のことだけではない本だ。
豊富な図版は見ていて楽しい。