18禁でなくて良い。
★★★★★
悲しすぎる。ヒロイン自体知らない真実はあまりに悲しい。
ひさびさに涙がでました。
なぜ真百合が白鷺家で虐げられなければならなかったか………。
祖母、そして小百合の悲しさは計り知れない。
「あなたは愛されるため生まれてきたのよ」
ヒロインは決して見えない愛に包まれているのだな、と思いました。
まあ、しっかり読んで行けば泣きます。
曲だけで涙ぶわぁぁでしたもん。下手な感動と違いました。
とくにSulitudeの「詩」は聴いていて、もうなんとも………。
しかし、白鷺家の話が濃すぎて
主人公が薄く見えた印象を受けました。
なんでヒロイン惹かれたの?って感じです。
そこがしっかりしていれば、この作品満点でしょう。
あなたの魂に安らぎあれ
★★★★★
比較的使い古された題材で、まさかこんなにもいい話が読めるとは。
ただ、明確に○○○○(ネタバレ防止のため文字は伏せさせていただく)という言葉を使っていないのは、おそらくソフパルがソフ倫に加盟しているからだろう。
とりあえず、そんじょそこいらに転がっているありがちなキャラゲーのファンディスク――皮肉をこめるならば焼き増しとも言えよう――ではないということは確か。パッケージから受ける印象とは異なること間違いない。デモムービーと曲は、プレイ後に見、聴くとより一層感動に浸れること請け合いである。
強いて言うならば、詩織がよく分からないキャラになっているという点。ここさえちゃんと理詰めがなされていれば……と思わなくはない。
(2010年6月8日にフルコンプしました)
本編では物足りなかった人向け?
★★★★★
他の方が書いてある通りスピンオフものであり、本編に関連した伏線は明かされません
気になった人は本編を手に入れてみるのも一つですね
序盤はまさしくIfの流れ 本編をやったことがあるとニヤリとできる場面も多いです
他のキャラの心情を中心とした描写も多くあり、違う世界だけれど本編でも
こういう思いで動いていたんだろうなと思わせてくれます
キャラ達の根幹部分は変わっていないものの、FlyableHeart茉百合ルートとは大胆に違う点も多いのでそこも見所です
本番としては本編での茉百合END付近相当からの展開でしょう
詳細に描かれることのなかった茉百合の事情や過去、家族などが話を展開させます
基本的に後半の展開は少し重い場面が多いのですが、晶と茉百合が二人で語り合うシーンや
明るくすることにかけては天才の会長のおかげでそこまでズシリとのしかかることはないでしょう
白鷺家についての話はほぼ全てこの話の中で語られます
それは上述のよう重苦しい話ですが、最後の展開では少しの寂しさと大きな爽やかさを得られるのではないかなと思います
今回の話に限った伏線に関しては、一部話の中では明言されていないものの、ほぼ明かされています
勘の良い方は最重要の真実をかなり早い段階で気づくでしょう
BGMモードの曲解説をクリア後に見るとまた感慨が湧くかも?
難点としては本編から色々と大胆な変更があるため、本編への思い入れが強い方には違和感が先に立つかもしれないこと
FlyableHeart自体をやっていなくとも楽しめる作りではありますが、初めてこのメーカーの作品をやるに当たっては
内容も、またそれに対する値段も少し厳しいものがあるところ
自信を持ってズズイと他人に勧めるにはためらう部分もある今作ですが、
一人のキャラに絞った為のシナリオの丁寧さと、最後の爽やかさに自分はこの評価をつけました