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沈黙ピラミッド―ブギーポップ・クエスチョン (電撃文庫)

価格: ¥599
カテゴリ: 文庫
ブランド: メディアワークス
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時系列は戻ります。 ★★★★☆
きちんと読んでいれば
スプーキーEがメロー・イエローと話しているので
あきらかに時系列が戻っているのがわかります。

ちょっとこれは展開が追いづらい作品。
いえるのはメロー・イエローが
対象を追おうと思ったら
邪魔者が入ったという設定かな。

そしてそれが世界の敵だった、というわけで。

ブギーポップはメインだっては出てきません。
シリーズが出て行くにつれて
出現頻度が少なくなっていくのは
残念でありますが。

あくまでも「とどめ」程度の出没です。
なので、あまり期待しないほうがいいでしょう。
同じ手法、同じ切り口。 ★★★☆☆
一言で言えば、いつもどおりでした。
後付クロスオーバーと、良いとこ取りの死神君。
(主人公だからしょうがない)
変わったのは緒方氏の画風ぐらいか。

中学から数えてもう十年も付き合っているせいか、
あまり話の展開に驚かなくなってきた自分になんだかなぁ…と突っ込んでみる。

ジョジョから明らかに影響を受けているであろう心理描写が
より露骨になったのが印象的と言えば印象的か。

それでもついつい買ってしまうのが、上遠野氏の凄いところなんだろうけれど。

願わくばもう少し読み応えが欲しかった。
まぁ…好みの問題だわな。

あと最後に言いたいのが、スプーキー・Eで話を引っ張るのはそろそろくどい。
作者の思い入れが大きいのだろうが、アクシズの存在が明らかになっていながら、
それでも彼に狂言回し的役割を担わせるのはどうにも読者としては理解に苦しむ。
他にその後が気になる登場人物は数多く存在するのだから、
いい加減新鮮な視点から物語を見せて欲しい…そう思うのは我侭だろうか?
地に足のついたストーリーをたまには提供して欲しいもんである。
確かに、中二階 ★★★☆☆
イマジネーター辺りの時間軸のお話し。話自体に進展がなく、特に興味深い伏線もなかったように思います。 外伝の「ビート」や、「酸素は鏡に映らない」「ロスト・メビウス」等で、沢山重要な伏線を張ってきた今、正直満足できる作品ではなかったです。 私にとっての上遠野作品の魅力は 1、先が読めないストーリー展開 2、個性的なキャラクター 3、上遠野さん独特な人生観みたいなもの なんですが、どの点をとっても、今までの作品で見てきた様な事ばかりで、私にとっては特に印象に残らない作品でした。ただ、FF好きな人にとっては嬉しい作品かもしれません。 上遠野作品に詳しくないなら読んでも意味が分らないだろうし、詳しければ物足りない、まさしく「中二階」な作品。 上遠野さんの久し振りの新刊ですが、あまり期待はしない方が良いです。次の新刊に期待をしましょう。
まさに「中二階」な一冊 ★★★★☆
上遠野浩平「ブギーポップ」シリーズの「正史」としては一年半以上ぶりとなる待望の最新刊。

もはや恒例の感のある、物語の終わったあと・別のところでの会話から始まるスタートは、今まで以上にニヤリとさせられる。時間の無い方はそこだけでも見るべきだと思います。時間のある方は一度読み終わったら冒頭に戻って確認してください。当初つじつまが合わなかったことが整合します。

がっかりさせるわけではないが、今作は「正史」として進展はしない。スプーキーE(またも!)が出てくるあたりの話だ。
重要キーワードである「中二階」はまさに、今作を一言で表していて、大昔でもなく、でも進展しているわけでもなく…しかし、「先」があることは明確で。曖昧だがそういったイメージを抱かせる内容だった。
前作「オルフェ」は原点回帰を意識したのか、確実に迫るシリーズの収束に待ったをかけたが、これは今作でも同じ。しかし、「イマジネーター」の、いわゆる残滓が出てくるあたり、物語は今後どのように進むのか非常に楽しみになってきた。

びっくりしたのは皆勤賞を誇る「魔女」が名前すら出てこなかったこと。
「正史」順に進んでいるなら彼女の今の状況を鑑みれば、出てこないのも頷けるが…でも過去の話で出てこないというのは、逆説的に次回「ヴァルプ」への相乗効果を狙っているのか。

ところで、今作では「ブギーポップ」「MPLS」「合成人間」といったファンには当たり前のワードが、不自然なほど説明する場面が数度ある。「酸素は鏡に映らない」で新規読者開拓に失敗したから…というわけではないだろうが、かなり丁寧な説明が成されている。

「私たちはみんな、階段を上っている……そして上の階に行き着く前に終わる。でも下の階に戻ることもできない。一方通行なのだ。ずっとずっと中二階みたいなところで足踏みし続けている―それが、私たちの人生。」 本文18ページより