当時は買えませんでした。
★★★★★
このグループは、2枚組みばかり出すので当時の貧乏学生には買えなかったというか1枚ものの評価の高いものに手を出していた。ライブも4枚組みだったし、なんというかお金のかかるバンドだった記憶が残っている。まあこうして安くて通しで聞けるCDの時代になって聞いてみるとかなり革新的なバンドだったと思う。「長い夜」がヒットしたおかげで一般人に知っている人は多くなったけれど、この2枚組みを当時購入してじっくり聞いたのは少ないと思う。僕の周りでも少数ですもんね。その後信じられないほどの枚数を重ねるシカゴですがこれがナンバー1です。時代が映し出されている。カーネギーホールのライブ以降は別バンドと考えた方がいいかも。当然僕はこちら派です。
「長い夜」収録の代表作
★★★★★
70年発表、シカゴの2ndアルバムにしてロック史に残る名盤『シカゴ II 』。
原題は単に『Chicago』となっていますが、これ以前にシカゴ・トラジット・オーソリティというバンド名で
デビュー作(邦題『シカゴの軌跡』)がリリースされていたので、本作は2作目に当たります。
全23曲、LP2枚組の聴き応えたっぷりの名盤です。
ボーナス・トラックの2曲はそれぞれアルバム収録バージョンを短くしたシングル・バージョンです。
ホーン奏者3人を含むことからもわかるように、大胆なホーン・セクションをメインに置き、
堅実なドラムとリズム・ギターが脇を固める独特のサウンドが特徴です。
豪快なブラス・ロック曲の他、静かにフルートの音色を聴かせる曲や組曲形式の曲など、多彩な音楽を聴かせます。
しかし、その根本にあるのはアメリカン・ロックらしいストレートなロックです。
また、本作にはシカゴの代名詞とも言える名曲「25 Or 6 To 4」(邦題「長い夜」)が収録されています。
テレビ等でも度々耳にする有名な曲なので、聴いたことのある方も多いはずです。
この頃のシカゴはその「長い夜」に象徴されるように豪快なブラス・ロックを聴かせるバンドですが、
80年代の作品を聴くとバラード重視のメロディアスなバンドというイメージです。
そのため、初期と後期でファンの好みがハッキリと分かれます。
身近な所で、私の父はバラードグループ化した後期が嫌いな初期のファンで、
逆に母は初期が嫌いな後期のファンだったりします(笑)。(ちなみに私は断然初期の方が好き)
80年代の作品を聴いて、イマイチ好きになれなかった方には本作をお薦めします。
「長い夜」一曲だけでも買う価値がありますが、それ以外の曲も名曲揃いです。
何度聴いても聴き飽きない、そして、聴けば聴くほど味の深まる名盤です。
すでに確立された"音"
★★★★★
実は"このアルバム"は4種類持っています。
LP(ビニール)、CBS/SONYの初CD(2枚組)、同じくCBS/SONY(1CD)、そして、このRHINO盤(次は当分無いよね)。やはり、"Original recording remastered"とか"Bonus Selections"だけで食指が動いてしまいます。リアルタイムで「CHICAGO」に接してきた者としては、デビュー盤の衝撃が抜けきれないまま、このセカンド・アルバムを聴いて、また、一発!!! 今でもCHICAGOの代名詞である「25 OR 6 TO 4」を初め、楽曲のクオリティの高さには、驚嘆されます。特に注目されるのは、「BALLET FOR〜」と「IT BETTER〜」の二つの組曲。"これ"を聴かずして「CHICAGO」は語れない。
新しいロックを作ろうとしていた熱気
★★★★★
私にとってChicagoは1から4までが最もインパクトが強い。メッセージ性が強いがそれが当時我々には新鮮で、ヒッピー的でない男らしさ(この言い方はまずいかな・・)を感じた。当時高校生だった私には2枚組みは高価で買えず、ベスト版を(日本での編集版)を小遣いためて買った。今は安値でCDが買えるのだから70年代のロックに興味のある若い世代には是非聴いて欲しい!私はデジタルオーディオでジョギングしながら聞いていますがピッチがあがります。
シカゴ最高傑作
★★★★☆
まずジャケットがかっこいい。メタルに浮かび上がるシカゴのロゴ。
勢いもいい。この頃の彼らは本気で思っていたかどうか知らないが、自分達の
歌で世の中をもっとよくするのだという意欲がある。(ベトナム戦争という背景もある)
そして曲がいい。永遠の名曲14はイントロギターリフだけで鳥肌が立つくらいかっこいい。
その他にも名曲6や15~22の大作やら聴いててあきない。
時代が生み出した名作というしかない。