インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

現代霊性論

価格: ¥1,620
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 講談社
Amazon.co.jpで確認
「霊」に取り込まれないために ★★★★☆
 二一世紀では、「霊」はいかがわしいものでしょうか。「霊」には近づかなくても、「占い」は毎日気にしているかもしれません。
 本書は、二一世紀に生きる私たちが、「霊なるもの」にだまされないためのあれこれが書かれている「実用の書」です。
 でも、私が本書でいちばん感心したのは、甲野善紀氏が、人から嫌なことをされるとほっとして、「予定納税で前払いした」ことにするという文章です。これも「霊なるもの」にやられた証拠でしょうか。いや、違います!その理由は、本書で。
書名で逃げずに読むべき本 ★★★★★
内田氏の読者の一部の中には、おそらく「現代霊性論」という書名で、
ちょっと手に取ることを遠慮している人もいるのではないか。

「スピリチュアル」「宗教」「霊」という存在を避けて、
できれば関わりたくないと思っている現代人ほど読むべき本である。

それは、そうした存在に対してオープンであること、
ある程度体系的な知識を得ておくこと、自分なりの宗教性を持つことが
怪しげなカルトや、民間宗教者にだまされないことになることがわかるからだ。

あまり話題にはなっていないが、久しぶりに面白いと思えた本だった。

靖国問題に関する対談が得にいい ★★★★☆
他のレビューでも触れられていたが、
靖国神社問題について、合祀に対する賛成派(小林よしのり)、反対派(高橋哲哉)のどちらも、近代の立場で「霊」を捉えているという指摘は、
本書を読むまで全く気がつかなかった。
靖国問題に関する対談を読むためだけでも、本書を購入する価値がある。
政治戦略って具体的に何? ★★☆☆☆
作者は首相の靖国神社の参拝をやめるべきだと書いていますが。


靖国について内政干渉してくるのは、中国と韓国だけですよね?


靖国神社に求められる覚悟なんていらないと思う。


求められる覚悟の責任をとるのは誰ですか?自虐史好きな日本人ですかね。


それと作者の云う、政治戦略って具体的になんですか?


内田先生の作品はわかりやすくて好きだったのですが、韓国を擁護する文章を読んで一気に嫌いになりました。



内田さんの「霊」的側面を知る軽めの読み物です ★★★★★
 要約すると
 「現代は自己決定がますます強く求められる時代になりつつあるが、その分苦悩も多くなる。この苦悩を生き(死に)抜くための処方箋が宗教である。」
 こう、書くと固めの印象になるが、二人の大学教授の会話形式の講義禄で読みやすい。

興味深かった点
・浄土真宗は位牌を作らないのが原則(評者の家にはしっかりあるが)
・死者儀礼は信仰(宗教?)成立以前に確立している明治日本の面影 (講談社学術文庫)所収「お大の場合」参照
・「オカルト」への対抗策の一つ。驚かされてはいけない。常に驚いてればオカルトにすがることもない(常に好奇心を持てということか?)
・世界文学になるような作品は「どうしていいかわからないときに、どうすればいいか」を語っている(カント、村上春樹、コナン・ドイル)
・スピコン(スピリチュアルコンベンション)なるものがある。スピリチュアルのコミケみたいなもの
・他者のためにすることは人間の根源的な喜びにつながっている
・作家の条件は自分の「ヴォイス」をみつけることにかかっている
・「予言の自己成就」(軍隊は戦争が起こるように無意識に行動する)
・3年かかって悪くなった心身は3年かかって辛抱づよく直していく
・「運がいい」人は判断がない。行くべき道が自然とみえているのが運のいい人
・敬語は身を身を守るすべ
・宗教思想の王道には毒道がある(宗教思想は鍛えることが大事)
・宗教や霊性にかかわる言辞にも心を開いておく