改めてPPMのハーモニー〜古いけど新しい〜
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古い者にとっては、懐かしいレコードジャケット。1962年発売の本作品のアナログ盤は擦り切れるほど聴いたが、そのレコードは「(花は)どこへ行った」状態になっていた。廉価版のCD発売とあって飛びついた次第。少年時代、知的でオシャレなPPMに憧れ、レコードディレクターの木崎さんでしたか主催の銀座の「ファンクラブ」に入った記憶がある。曲は何といっても「レモン・トゥリー」が一番。これは名曲です。ステレオが出始めとあって、3人の声が右・中央・左殻聞こえるのが珍しく、ハーモニーにうっとりした。
いまの音楽を大切にしている小生にとって懐古趣味はキライだが、原点のひとつなのだから仕方ない。当時ビートルズはまだデビューしておらず、プレスリーの時代だった。PPMが反戦の闘士として政治活動に関わるようになってから遠ざかってしまったが、いま聴くと音楽として純粋にいいものはいい。マリーさんは他界してしまった。