お話的には
★★★★★
単純にスターウォーズのリメイクと言うかパロディなんですけどね。
アンジーはレイア+ハンの折衷と言った所でしょうか。
マトリックスやパイレーツ〜でもSWを骨子としたストーリーが展開されていましたが
ちょっと意地悪にしている分これも良く出来た方だったと思います。
サントラ的にはダニーエルフマンの主題歌は耳に強く残ります。かつてのバットマンのコンポーザーが
ダークナイトと同時期のこの映画で声を披露しているのは興味深い。
音楽の良い映画は、内容にヘンテコな所があっても許せちゃう・・・かな?
★★★★★
日本版のサントラが出てないなんて・・・
でも、映画を観て劇中で使用されてる音楽がインパクトあって良い感じだったんで、多少時間はかかりましたが、このCDを取り寄せましたよ。
サントラの中には、劇中使用曲を収録しない、ロックミュージックのオムニバスアルバムかと思うようなモノもあるので心配したんですが、
重厚でいて刺すような緊迫感あふれるBGMの数々が堪能出来ました。
映画そのものも、アクション等、目を見張るようなシーンがあり、それなりに楽しめましたが、総じて「トンデモ・アサシン映画」といえるでしょう。
途中まで結構ハラハラドキドキものの手に汗握る展開になってたのに、
遥か昔から脈々とその組織を維持し続けてきた暗殺団の暗殺団たる存在の源が【機織り機が記す暗号を使った暗殺の標的予言】なんだもの・・・。
お札に隠された秘密結社からのメッセージ・・とか、聖書に記された神からの暗号・・とか、核心がそんなオカルトレベルの話になっちゃったのが残念。
でも、映像も、この音楽もゾクゾクする程カッコイイ。
主人公の設定(平凡なうえに、日常に欝屈感を抱える負け組系。本人は知らないけど実は大物の血をひいている。特訓などによって眠っていた能力に目覚める。)は、バトルマンガなんかではありがちなパターンではあるかな・・・
ウオンテッド
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『マトリックス』で始まり、『ファイト・クラブ』で去勢去れた自信を取り戻す。『カソンドラクロス』で父親を殺し。覚醒。ガン=カタで内部にカチコミ。『実録 連合赤軍』で内部粛正。最後はマイケル・ウイナーの『メカニック』で締めくくる。否の付けようのないアクション映画。脳内エンドルフィン100%放出状態。
ダニー・エルフマン熱唱!!!
★★★★★
アンジェリーナ・ジョリー&ジェームズ・マカヴォイ主演、
『ナイト』&『デイ・ウォッチ』のロシア(カザフ)人監督ハリウッドデビュー作『ウォンテッド』のサントラ。
作曲家にはロシア人が起用されるのかなと思いきや
ベクマンベトフ監督に指名されたのは意外や意外のダニー・エルフマン!!!
アルバム1曲目の“THE LITTLE THING”がこの映画の主題歌で
作詞・作曲・熱唱byダニー・エルフマン。
ダニー・エルフマン自らが歌声を披露しているとなると
かつての所属バンド「オインゴ・ボインゴ」時代の楽曲や
名作『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』を想起されるかたも多いかと思いますが、
これがバリバリのアメリカン・ハード・ロック!
本当にクールでカッコいいです!!
全15曲、最後までこの調子で、作品との相性の良さを感じさせる曲構成となっています。
買って損はありません。
続編にもダニー・エルフマンが起用されることを期待して星5つ!!