FRICTIONの完全復活を高らかに告げる、待望の新作です。
やはりレックさんは全くブレがないというか、
2曲の新曲は「ZONE TRIPPER」を踏襲するハードでヘビーな音です。
また、3曲のカバー曲も秀逸。
特にラストの「FIRE」はカッコ良すぎます。
エンジニアはブランキーなどの作品でもおなじみの南石聡巳さん。
最高にプリミティブで尖りまくったサウンドに仕上がっています。

因みに、先日アラバキロックフェスティバルで久々にFRICTIONのライブを観てきました。
やはり、レックさんと中村達也さんによる現在の編成は間違いなく史上最強です。

NY PUNK/NO WAVEを日本に持ち込み、東京ロッカーズを牽引し
その名をロック史に深く刻み込んだフリクションもついに現在の編成でピークを迎えた
原爆時代(俺だけか･･･)のタイトなドラムを彷彿とさせる
強力かつ図太いビートを叩きだす中村達也　
もはや英語も日本語も関係なくイギーさへ原子分解し配列を組み替え
己自身にしてしまうレック
これはフリクション史上最小最強の編成から放たれた待望の音源なのだ
中村達也のフリーキーなドラムも聴きたい?そういう人はライヴに行けばいい。
身体の芯まで満足感でいっぱいになるはずだ