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俳句という愉しみ―句会の醍醐味 (岩波新書)

価格: ¥9
カテゴリ: 新書
ブランド: 岩波書店
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当代きっての俳人たちの句会の、紙上生中継! ★★★★★
俳句は、作り手半分、読み手半分だと言われている。
つまり作り手の句を、優れた読み手が解釈して、
両方がドッキングして一つの世界が形づくられる文学だということだ。
その意味では、自分の句を雑誌などに投稿するだけでは、
なかなか上手にならない。
句会という、いわば「リング」の中に放り込まれ、
「あんたのこの句は……」
「キミのこの句は……」
と議論(?)し合うことで、
自分の句がどう解釈されるかがわかるだけでなく、
選句する眼も養われる。

1994年、厳寒の奥多摩に集った俳人は――
三橋俊雄、藤田湘子、有馬朗人、摂津幸彦、大木あまり、小沢實
岸本尚毅ら7人+歌人の岡井隆。
すでに鬼籍に入った人もいるが、一流ばかりである。

彼らがここで句会をするのだが、本書はその「実況中継」である。
「うーむ」と唸ってしまう名句も多い。
誰が誰の句を採り、誰の句に批判的だったか……など
リアルに伝わってくる。時に痛烈だが、基本的にはもちろん和気あいあい。

句会の醍醐味を知るには最高の本だと思う。俳句力はこうして鍛えられていくのです。
俳句第二弾 ★★★★★
前作「俳句という遊び」の続編で 小生は 本編の方が前作より少し好きである。句会の楽しさもさながらであるが メンバー強化の結果、句の内容が更にグレードアップされていると思う。この本を読んでいると まことに日本語の持つ美しさ、玄妙さを強く感じ、日本人として感嘆に耐えない。17字という狭い空間に 宇宙を盛り込まなくはいけないという究極の制限こそが 本当に豊かな表現を作りだしている点に誇りを覚える。昨近の「汚い」日本語に辟易している小生として 万人必読とすら言いたい。
句会の楽しい様子が窺える一冊。 ★★★★☆
句会という言葉はなじみがないけれど、和歌の歌会という言葉と同様、俳人たちが句を詠み合う会です。俳句というのはシャープな批評意識と観察眼をわずか17文字に収めてしまう究極に短い詩形ですが、それを一人ぽつねんと吟じるのではなく、仲間と集まって、テーマなりを定めて詠み合うのです。それぞれの詠み味があり、点数を競うことでゲームとしての楽しさが倍化します。清冽な印象を与える句会の実況中継!司会はあの小林恭二です。