後藤繁雄のトピックは、本当に私のツボを瞬時についてくる。どの項目を読んでも、全て心がふるえます。最近、この本の続編である「太陽は笑っている」を読んだけど、またまた心のバイブルが一冊増えてしまった。後藤繁雄が見つめる人間と人生はくすぶっている燃えかすのように熱いようでいて寂しく冷えてもいる。孤独な小説を読むよりなおいっそう、胸をしめつけられるような思いです。

天国でブルー、けれどブルー天国だって案外いいもんだ。出来る限り陽気にいこう、悲しみや喜びや、いろいろなものを抱えたままさ、そのやり方を後藤繁雄は教えてくれる。