シンワ丸型気泡管BΦ16mm
★★★★☆
自分の購入した個体に関して言えば、精度は高いと思う。
気泡の動きは早い。傾けるとすぐ追従する感じ。使用上の有効範囲は±1.3度ぐらいまで確認できる。
ちょっと小さくおもちゃのようで物足りない様な気がするが、水平かどうか判断する分には問題ない。小さい事のメリットは、少しの面積があれば、どこにでも置ける。
欠点としては、パラドックス的だが、真上から見ないと正確には気泡の位置を判断できない。これは原理的な欠点。これを補う為に、赤い円を容器の内側に描けば気泡との高さの差が減るのでより測定がしやすくなると思う。コストが上がってしまうかもしれないが。
この商品はあくまで傾きを数値測定するための物ではないことはおわかりとおもうが、私がルーペや精細定規を駆使して、私が購入した個体に関しての精度を測った結果は以下の通り。
これを買う時、どのぐらい正確なんだろう思ったので、参考として書いときます。メーカーの保証値とは全く関連なしです。
絶対精度は、0.1度以下と思う。水平度を測れる範囲は1.3度ぐらいまで。それ以上の傾きは気泡が側面に当たってしまうので測れない。
気泡(見ための直径は4mm程度)が、直径7mmの赤い円(商品写真参照)に接した時(真上から見て)、傾きは 0.56度程度。
気泡の中心が赤い円周上にある時(真上から見て)、水平からの傾きは1.3度程度。
気泡のずれ量mmと水平角度の関係はおよそ、2.644mm/度、または 0.378度/mm。
(数値は細かいですが、計算結果をそのまま書いたのであくまで目安です。)
目を凝らして、気泡が中心に来ている事を慎重に見極めれば、かなり高い精度で水平が判断できると思う。
ちなみに自分が使ってみて、気泡が中心からずれていると判断できたところの傾きは、0.07度でした。
(気泡が中心から0.185mmずれた時でした。←個人差は大きいと思うのであてにしないでください。)
あくまで私の購入した個体に関して調べた結果なので、商品全体の誤差に関しては、もっと大きい可能性もあると思います。
この商品の使い方としては、気泡が赤丸の内側に入っていれば。おおむね0.5度以下で水平になっている。そして、気泡が真中に来ていると思えば、
0.1度以内の水平だなという具合でしょう。