アカペラグループとして初めて武道館ライブを行ったRAG FAIR。
本当に6人の『声』だけで約3時間にも及ぶライブを作り上げた。歌った曲数55曲。そんな想像もできないライブの貴重な映像である。
確かに素晴らしかったビートルズ･メドレーも目玉だった『スターズオンRAG FAIR』もそのすべてを見ることはできない。
でもそれだけがRAG FAIRじゃない。彼らの持つ『声』の力を存分に堪能できる作品だと思う。
メンバーそれぞれの思いが語られるのも興味深かった。
ドキュメンタリーとしても楽しめる。
タイトルにもなった『the WAVE』、是非アナタの目でも確かめて欲しい。

'05.12.10武道館ライブの模様を収録したものとなりそうですが、カバーが多いアーティストのライブでもあるので、それのほとんど（もしかしたら全部）が版権の都合でカットされる可能性が高いと言う致命的なポイントがあります。
そうなったらこの一本はほとんど価値がない物となります。
一般向けのアーティストじゃないRAG FAIR、ファンとして注目されるだろうMCとカバー曲のカット、何を狙い映像化するのか、と言うのが個人的な印象です。
今までのリリース曲メドレーの「スターズオンRAG FAIR」が通常の９分から３倍以上の30分と言う一曲としては脅威の歌唱時間（しかもアカペラ!）と言うのがこの公演のひとつの目玉でもありましたが、メンバーでさえ「フルバージョンはライブ作品でもおそらく収録されない」とまで言っていました、そのぐらい版元がある楽曲の収録は厳しい模様です。

どのライブ作品でもそうなのですが、彼らのライブは「行かなければ楽しくない」ですね。
オリジナル曲は消化不良のものも結構あります、それが中心になる穴あき状態では評価はしづらいです。
収録楽曲で選ぶぐらいでいいのかもしれません。