純粋なコーヒー道を追及する人たちには物足りないかもしれないが
喫茶店・カフェマニアの人々には面白くてためになる本だと思う。
まず、海外の代表的な喫茶店としてとりあげられていたカフェ・ガンブリアス。
イタリア・ナポリではもっとも古い喫茶店だそうだが、内装はまるで高級ホテル
の様で男性店員らもそこのボーイみたいに見えた。
大統領専用席やコンサートもできる舞台もあってもはや喫茶店の域を超えている。
しかし、その割には結構お客さんは庶民的、平均５分で店を出て行ってしまうそうだ。
以前ある雑誌でイタリア旅行をした日本人作家が書いたローマでの喫茶店の体験エッセイ
を読んだが、カウンターだけの立ち飲みの店で隣のイタリア人客が「ラッテ・マッキャ
ート」と注文したので同じものを注文してみた、それはミルクの中にコーヒーを一寸
垂らして色をつけただけのものでそれにロッソという俵型のおにぎりみたいなものを
注文して食べるのが食べるのが最高だと言うのを思い出した。
ドーナツやカップの特集も掲載されていたが、今日ミスタードーナツの店にいったので
食べたことのあるドーナツが出ていて面白かった、ミスタードーナツの店しかいった事が
ないがこの本を読んでほかの店のドーナツも食べてみたくなった。

雑誌のコーヒー特集によくある記事が多く、イマイチ、これといった新鮮味に欠ける。缶コーヒーやドーナツは、要らないのではないかと思いました。

近刊のピザの本も良かったし、エイムックの本は
パラパラめくっているだけで楽しいので、
けっこう私の書棚に並んでるんですよ。
コーヒーも大好きなので、買ってみたんですが、
マグカップ特集であったり、美味しそうなドーナツが
出ていたり、カレーのお店が出ていたり･･･
なんかコーヒーの本ではないような･･･
但し、楽しいことには間違いナシ！

以前に同社から出版してるコーヒームックに表紙が似てると思ったら、中も似たり寄ったりでした(笑)

こだわりコーヒーのお店紹介（国内外）、ファイヤーキングに抽出器具、ドーナツに、お勧め豆一覧。
うーん、読む部分は多いし、それらは結構楽しい。お店紹介も興味深い、のだけれど…

これは、「コーヒー」の本じゃないんじゃない？と言う感じです。グッズと喫茶店の本だよね。
雑誌のコーヒー特集の記事と大して変わらないので、高いムックを殊更に買う程じゃなかったかなー。
コーヒー好きでコーヒー本なら何でも買う、と言う方ならともかく、あんまし「コーヒー」に関しては書かれていないので、他の本を買った方がいいかもです。
まあおしゃれなインテリアとして部屋に並べるには無難というか。

決して、決してつまらなくはないけど、何かイメージしてたのとは違ったなあと。まあそれも私の勝手な思いこみなのですけどね。残念。