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図解・わかる電子回路―基礎からDOS/V活用まで (ブルーバックス)

価格: ¥1,260
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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電子工作と回路理論の橋渡しに ★★★★☆
人の作った回路をそのまま組立てたり、工作キットを作成したりといった人が、「そろそろ理論も勉強してみようかな?」と感じた時に読みやすい本だと思います。
教科書のようにガチガチの理論ばかりではなく、かといって、まったく説明が足りない状態でもなく、まさに「ちょうどいい塩梅」です。
古い本ではありますが、電子回路の基本の考え方は、いい加減「枯れた技術」ですから、今読んでも十分参考になります。
シミュレーション用のサンプルプログラムで使用しているのがBASICやDOS版のMS-Cなどになっていますが、今はネットで無料の回路シミュレータも手に入りますので、その辺はあまり気にならないと思います。
電子回路を勉強し始める学生さんにも、教科書とは別のいい副読本になると思います。
本書のカバー裏に書かれている言葉通り、「電子回路活用事典」として、「ちょっと調べる」的な使い方にもちょうどいいと思います。

さすがに初版1995年で、そろそろ改訂版を期待の意味も込めて、☆ひとつ減にしました。
分からない事項を早わかりするのに最適。 ★★★☆☆
約120項目が図入りで解説されている。それぞれの項目はポイントを圧縮し、簡潔明瞭に解説されている。この本を次々と読み進めていくよりも、分からない事項を調べるのに使っております。辞典の様な役目もあり便利に活用してます。教科書的で専門的に書かれていますので、知りたい項目の解説をさらにこの本で調べることもでき、重宝してます。またコラム欄も楽しいです。
電車でも読める ★★★★★
ブルーバックスの中でも、分厚い部類にはいる。
2時間くらいの電車の中で読むのに適している。
わからない単語をマーカで色を塗り、付箋をはっておく。
付箋をはった単語を調べた場合に、付箋をはずす。

どういう本、WEBで調べたか、あるいは調べた内容を欄外に書き込む。
あるいは、同じ本の中に定義などがあれば、そのページを書き込む。

「入門」とうたっていないので、入門書ではないことに注意してもらえるとうれしい。

すべてのわからない単語を調べたら、電子回路の専門家になっていることに気がつく。
気合いのこもった本なのだが ★★☆☆☆
 多種多様な電子回路を解説しています。筆者がこだわっているように図も丁寧です。また、製品番号や電子回路を動かすC言語のごく簡単なソースコードもあります。まるでいろんなアトラクションがある遊園地のような本なのですが、 
・1つ1つの回路の説明が薄い。
・ひとりよがりで雑な説明も多い。
・本文ではなく、図に書き込まれた小さい文字で解説しているところが多いので、読みにくくなっている。
・・・など、「技術解説書」としては、残念な点も多いです。
入門から一歩進む一冊 ★★★★☆
よくよく考えてみると電子回路というのは大変複雑な学問だと思う。大きく分けただけでアナログ、デジタル、高周波、マイコンとある。そして、これらはさらに細分類化されている。例えば、アナログならセンサ回路、電源回路、発振回路…。また、電子回路で用いる電子部品一つ一つにまで目を向けると、さらに複雑になる。こんな現状を知りつつ、巷の大きな本屋の電子回路系のコーナーを見てみる。すると、分野によって細分類化された本がたくさんある。中には単に“電子回路入門”と名の付く書もある。そして、入門者はそのような入門書を購入し勉強を始める。その入門書は入門書で分かりやすいものも多い…と思う。こうして、入門者は入門書を読み終えて、次に読む本を探すことになる。すると、困ったことになる。そう、入門者が次に読む本が無いのだ。
そんなときに、お勧めなのが本書である。本書は扱う範囲は広い。各種電子部品、最低限必要な物理法則から始まり、アナログ回路、デジタル回路、PCとの通信回路と展開され、最終的に半田ごての使い方まで説明する。説明は程よく数式を使い、分かりやすいものに仕上がっている。また、登場する回路もそれなりに実用的なのが良い。若干、古い本なので改編すべき箇所もあると思う。しかし、その辺を差っ引いても大変良書である。入門から一歩進みたい人は一度読んでみることをお勧めします。