あの山Ｐが恋愛がてんでダメで見てて自分の昔を思い出すようでした。
毎週毎週の展開がすごく楽しみで、ここまで応援して、ここまで歯がゆくて、ここまで愛おしいと思える作品は初めてでした。
ただし最終回の最後が途中で切られたように終わってしまったのが残念でなりません。最後はこうなりました、という映像を少しでも見たかったです。

メッセージ性は強く、ドラマの乱発が酷かった中これは良かったと思います。

私も最初にキャストや大まかな内容だけ調べて食わず嫌いな感じでしたが、友人に強く勧められて実際に見てみると予想より内容に深みがあり、「どうせ山Ｐとかキャストだけ」と思っていたのが少し恥ずかしくなりました。

確かに「軽さ」や「ちゃらちゃら感」、「引っ張り過ぎ」な事も多く「ないない」と思うような心理描写もありますが解釈次第でどうとでもなるレベルです。私個人としては引っ張って引っ張って迎えた分、最終回は弱冠中途半端な気もしましたが、今でもはっきりと覚えています。
「最後まで見て良かった」と心から思いました。

これを酷評するような人は「ちゃんと見ていない」「つっかかりたいだけ」もしくは寂しい青春時代を送ったか、ただのひねくれ者だと思います。

誰かに借りても構いません。是非一度見て下さい。
この作品は「実際に見る」事なくして語る資格はありません。

このドラマはBGMの使い方が非常に良いと思います。場面場面ごとにすごくマッチしていて良いです。あと榮倉奈々さんが脇役で出ている時点で凄いですよね。

幼馴染の結婚式に招待された男がいた。男の名前は岩瀬健。彼は、一番近くにずっといたはずの幼馴染の隣に居るのが、どうして自分ではないのだろうかと、激しく後悔をしていた。見かねた教会に住む妖精が、彼に救いの手を差し伸べる。それは、後悔のある場面を一度だけやり直すためのタイムスリップだった。健は後悔を過去から打ち消すことで、幼馴染との未来を手に入れられるのか。。。
ドラマを観て感じたのは、主人公である彼は、過去を見ることで自分の決意と真っ向から向き合うことが出来た。昔経験した過去と違った過去を過ごしていく中で、友達の温かさや、何もわかっていなかった自分を知り、それまであやふやだった気持ちが決意に変わるには、妖精が与えたチャンス、タイムスリップが必要だったんだということだ。
当初、さほど感動する内容ではないだろうと思っていましたが、劇中で起こっていく出来事や、セリフの数々に共感し、感動しました。主人公の友人であるツルの行動・言葉は、男性からみても輝いていました。観終わった後、心から観て良かったと感じられました。
『求めよ。。さらば、与えられん。』何もしないままでは、何も相手に伝わらない。奇跡は、何かをしようとしている人達にだけ囁きかけるのかもしれませんね。そしてなかなか言葉に出来なかった想いが相手にも伝わったとき、奇跡の扉は開くのでしょう。

最初は、なんとなく今時のチャラチャラしたイメージがあってあまり見てなかったけど再放送とかを見た私にとって、かなりの良作でした。
久々に強いメッセージ性のあるとてもいい作品です。
過去にタイムスリップするけど、少し何かをしたからといって到底現実を変えるほどの力はない。「過去を生きるのではなく、現在で勝負しろ」ということがとてもよく伝わってきました。
現状を嘆いてばかりいた私には「過去を悔やんでも仕方ない。今で勝負するしかないんだ」とすごく勇気づけられました。今でも心が弱くなるとこのDVDを見ては励まされてます。今どきの軽いドラマかと思ってたら実はすごく伝えたいものが大きいドラマだってわかりました☆
エイブラハムリンカーンの格言にも度々心を打たれました。今どきドラマと先入観を持たないでいろんな方に見て欲しいです。いくら過去を悔やんでも「結局は今で勝負するしかない」のがちゃんと伝わってくる私にとってはとても大切な作品です♪

「野ブタをプロデュース」で初めて山pを観てから、彼の虜になりました。「プロポーズ大作戦」も、とってもおもしろかったよ