インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

黒人差別とアメリカ公民権運動 ―名もなき人々の戦いの記録 (集英社新書)

価格: ¥735
カテゴリ: 新書
ブランド: 集英社
Amazon.co.jpで確認
スタンダードな公民権運動史 ★★★★☆
1963年の「ワシントン大行進」を頂点とする、公民権運動のスタンダードな歴史を叙述したものとしては、コンパクトで読みやすい、優れた書であるといえるのではないだろうか。あまり日本語の文献では触れられない、エメット・ティル事件にも言及しているところなどはありがたい。

ただ、近年の公民権運動史研究では注目されている、非暴力の大衆的抗議運動を中心とした叙述からは漏れてしまうような闘争(警察暴力からの武装自衛を訴えたブラック・パンサー党など)や、公民権闘争の国境を越えたトランスナショナルな相互影響等に関する叙述が乏しいことは、若干惜しまれる。
公民権運動を知るにはもってこいです ★★★★★
アメリカ公民権運動について非常に分かりやすく解説してあります。
論点がずれたりすることもなく、
とてもよみやすいのでお勧めです!!

ただ、そこまで詳しいというわけではないので、入門編として読むことをお勧めします♪
入門・誘い ★★★★☆
入門編としては手頃と思われるが、分量的な制約からかやはり駆け足に過ぎる感じは否めない。いや、入門・誘いこそが新書の役目と割り切るならば、巻末には参考文献も列挙されているし、それで十分か。

時系列で追った内容に合わせて年表を付けるとさらに良かったのではないでしょうか。

米国人はよその国の人権状況にケチをつけるのが好きなようだが、
1.我が身を振り返ればそんなこと言えないだろう
とみるか、
2.差別問題を克服しようと今も努力しているからこそ(少なくとも制度や建前としてはそう思われる)他人に対しても言えるのである
とみるか、微妙なところです。

過去に犯した過ちについて、今日においてもなお責任を取り続けるのは非常に困難ですが、責任を取る=謝る、という短絡的なものではないと考えます。本書を世に出すといった著者の行為もまたその一つでしょう。