写真とイトウ
★★★☆☆
1992年に角川書店から出た『開高健のモンゴル大紀行−ゴルバンゴル 三つの河』を中心に、司馬遼太郎との対談などを加えて文庫化したもの。
1987年にTBSで放映されたテレビ番組『開高健のモンゴル大紀行』と『続・開高健のモンゴル大紀行』を文章及び写真に編集したもので、開高健の「著作」と言えるかは微妙。なにしろ写真がほとんどで、そのはじっこに数行の文章があるだけなのだ。
モンゴルでイトウを釣るのを主目的に、さらに荒馬馴らしを見たり、チンギスハンの墓を探したり、遊牧民のテントを訪れたり。
写真がきれい。そしてイトウが釣れたときの開高健が嬉しそう。