バーンのギターテクを堪能できる好ライブ盤だが
★★★★☆
アナログ時代、リメイン〜の後に聴いたセカンドヘッズがこれであった。
しかしながら、内容はインディ時代のライブから振り返っていくヘッズの歴史をクロニクルに振り返っちゃうというもので、
2枚組の前半は4人だけのシンプルかつポップな時代のヘッズがいるのであり、ジャケットもエイドリアンなんかがいる大編成のステージと学祭の仮設ステージのようなところで細々とライブしている4人(もしかしてGBTBってここなの?)が表裏に配してるというわけである。
当然、リメインやイーノの影を期待した小僧には面食らう代物だったのだが、
聴くうちに親しむうちに、この前半のヘッズのなんとキュートなことか!
大好きになってしまったのである。
特にサード「音楽こわい」(落語みたいっす)でイーノ色に塗り込められ、ぱっとしなかった曲たちが、バーンのテケテケギターに乗って活力ある姿で聴ける点もだい魅力だ。(もっとも私はこっちを先に聴いていたので、フィアオブ〜を聴いたときにあれれ?と思った口である。)
CDになって、長らく見かけなかったがこの度、見事復刻となったわけですね。
そうやって、徐々にバンドがメジャーになって、いろんなものがついてきて、(アルバムの)最後にはエイドリアンブリューがぎゅゆえぇ〜〜んとやるのであり、
そういうプロセスが本作のおもしろいところだが、
やはり最初っからバーンのギターはおもしろく、こーふんするのである。
しかしながら
CDになって、かなりのボーナスが追加されているようだ。通しで30曲もあって驚いたのだが、面倒なのでそのまま聴いている。
しかし、これがうれしいようで何だが飽きてしまう。
アナログ時代のタイトな選曲のがきっちり楽しめた気がするのだが、
ぜいたくというものでしょうか。
ガッカリ!
★☆☆☆☆
2004年リマスター音源は“クロスアイド・アンド・ペインレス”のイントロがカットされてる。
紙ジャケでしょ!ボーナス・トラックいらないからオリジナル復活させてくれ。
独特のポリリズムは今も色褪せません
★★★★★
リアルタイムで聴いた印象としては「これを単なるパンクと位置づけてはまずい」ということ。奇才デヴィッド・バーン率いるTalking Headsの登場は衝撃的でした。Disc2のライブはSY氏がパーソナリティーを務めるラジオで聴きました。カセットに録音して興奮のあまり毎日聴き込んだのを覚えています。ただ私は彼らの音楽に驚くばかりで、「帝国主義云々」は記憶にないのですが(笑)。しかも、未発表曲がボーナストラックで付いてこの値段は絶対にお得です!
奇才デヴィッド・バーンと変人&変態ギタリスト、エイドリアン・ブリュー(当時はキング・クリムゾンと掛け持ちだったと思います)が結託して作り上げたDisc2では、従来デヴィッド・バーンが引き受けてきたバンドとしての「狂気の部分」の一切をエイドリアン・ブリューに任せることによって、デヴィッド・バーンが自由奔放に歌いまくっているのが印象的です。加えて、しっかりと手の内に入れたアフリカンなポリリズムによって、聴く者をグイグイと引っ張る不思議な魅力を秘めています。しつこいですが、どうしてこれが「帝国主義」に飛躍するのかまるでわかりません(SY氏は当時からヤキが回ったのでしょう)。
シンプルな構成のDisc1も素敵。どっちがいいかを書くのは野暮でしょう。たとえば「サイコ・キラー」は両方に収録されているので、聴き比べるのも一興だと思います。
David Byrne (not my daddy) Happy Fathers day
★★★★★
The Talking Heads are SOOOO rare. You will love them. This album has many very unique versions of songs. Sometimes I go places and I am there. This music REALLY puts that forth. This music (at the right times) can loan you great powers. Kicking boxes of wine is very recommended while listening. Do not correct them about Nick Drake. Genious! Why? Because we love you. This album is mouse-rific. NO! When this is on don't let them change the channel. Rifle them if you have to. When they ask where the music is, tell them the Name of the Band is Talking Heads. It's something I was yelling about. And I too am the talking head. For to sin alone is masterpiece. With not collection, this there is much to be missed. So listen to it again. Later.
howardtuttleman.com
ライノはやっぱスゴイ
★★★★★
リマスター、ボーナストラック、パッケージに至るまで、いつもながらライノの仕事は素晴らしい。
これならCD化を長いこと待たされたファンも納得でしょう。
個人的には前半の「New Wave」セットの4人での演奏に、魅力を感じました。
若いバーンのヴォーカルの勢い、バンド全体の冷たい熱気が、とてもカッコイイ。
後半の「Remain In Light」セットも、勿論いいが、出来は正直「Stop Making Sense」に及ばないのでは。
いずれにせよ、納得のリイシューです。