1993年から2000年まで、全国高額納税者番付で常に5位以内にランクインしてきた著者による、商売・経営の心得書。若手経営者や学生などの質問に答える形でカジュアルに書かれているが、そのひと言ひと言には重みが感じられる。
「人脈をどうやって作ればよいのでしょうか?」という質問に対し、「いっぱい人と付き合うことをあたかも財産のように思っている方がいらっしゃいますけど、本当に自分に必要な人間というのは、そんなにはいないのです。(中略)自分ひとりでがんばったときに付いてきてくれた人が人脈なんです」と言ってみたり、「辞めさせにくい社員をどう処分したらいいのでしょうか?」という質問に対し、怠け者が逃げ、働き者だけが残るしくみづくりを説いたりと、歯切れのいい経営論には目からウロコが落ちる。
後半では、教育や結婚など人生全般について語られる。結婚に関する部分では、「結婚相手というのは、一番相性の悪いのが一緒になりますから、最高に相性の悪いのが出てきたら結婚するぞと思っていればいいんですよ。どだい結婚っていうのは修行ですから、いい修行が始まるなって思っていればいいんです」などとユニークな結婚観が披露される。
徹底した実利主義、合理主義とユーモアがうまく織り交ぜられた本書を、ビジネスパーソンの日々の暮らしを豊かにするスパイスとしておすすめしたい。(土井英司)
単純明快
★★★★★
タイトルが面白いので思わず読みたくなります。
本の内容が単純明快でとても判りやすい。口調で書かれているので、難しいくだりなんてないし商人の本音がわかりやすい上に、とっても正直に書かれていて「う〜ん!納得!」でした。
雇用主や管理者の立場がとてもよく理解できます。雇用される側での勝手な論理に、辟易とすることを「スパッ!」片付けていて
こんな上司がいい部下を作るんだろうなっ!て思えました。
実際は、こんな風に面と向かって言われたらその場はめげるのでしょうが、社会人としても人としてもすごく大物になれると思いました。人生は花として生きるには修行なんでしょうね。
変な人の書いた買ったら損する本
★★★★★
斉藤一人さんにお逢いしてみたいくらい、大ファンになる一冊でした。
私は商売人ではないけれど、書かれている精神論は勉強になった。
例えばインドへ有名な人にあいにいった-それが何?
何故近くでそれができないの?
それに意味があるの?
言われてみればそうだ。
スプーンを曲げることが出来る!-それが一体何?
スプーンを作るのは大変なんだよ〜
その通りなのだ。
全てにおいて一人さんは簡潔に正しいことを述べている。
何故私はいつの間にか、真理を履き違えてしまっていたのだろうと考えさせられた。
読んでいて気持ちがよかった。
このような人になれたら生きていることが楽しいと思う!
一人さんのような人間になれたらとあこがれてしまう一冊です。
ワンマン社長の妄言録
★★☆☆☆
あいまいなことを書くと、読者が勝手に自分で納得を構築してくれる。
それだけの本。
ワンマン社長っぷりがでまくってます。社長の悪口ひとつ許さないなんて最低だとおもうんですがねえ。。嫌なら辞めろって労働組合から怒られますよ。
買わせようとするタイトルがえぐい
★★★★☆
買いましたが損はしませんでした。「相田みつを」なんか読んで自己弁護している経営者に読ませてやりたい。社員で本を読むのが苦手な人に、経営者の考え方を教えるためにベストな一冊。買わせようとするタイトルがえぐい。やはりすごいマーケティング力。
生の声が聞けます
★★★★★
この本は、表現が洗練されていない分、本当の気持ちを表している
ような気がします。この本にあるとおり、何回も読んでいくとメッ
セージを受け取る自分の方の考えに変化があるのかよく理解できたり
します。
結構厳しいことも言われていますのが、その底流にとてもあったかさ
を感じたりして、とてもいい実践の本だと思います