BDでの鑑賞が良いと思います。
★★★★☆
コーマック・マッカーシー著『ザ・ロード』(2008年 早川書房刊 ザ・ロード)の映画化作品。
寒冷化による食糧不足から、居住地を離れて南を目指す父子の絆を描いている物語です。全体的に色調が暗く、モノトーンに統一されていますが、そんな中、色彩を感じるのは炎と血の赤という美しいコントラストが印象的な作品です。ヴィゴ・モーテンセンの強いふりをしなければならない父親が健気に見えました。また、犬や馬といった動物たちしっかり描写されていることに安心感を持ちました。 世界の終末感がしっかり表現され、映像もきれいなのでBDでの鑑賞がお勧めです。