最強のハードドライヴィング
★★★★★
凄い!ノリと重厚感、地を這うグルーヴ…最強のハードドライヴィングだ!そしてここでも生の音が炸裂している、ビリーが弾くパーリーゲイツは何か仕掛けがあるのだろうか?こんな音が出せるやつってあと何人いるのだろう?初期作品ながら既に完成形…ブルースロックの真髄!
おまけライブ音源は凄いぞ!買い!
★★★☆☆
ZZの初期スタジオ録音は元の録音/ミックスがショボいので、
このリマスター版でも劇的に音質向上とは至っていません。
ZZのCDは、80年代半ばCDの普及期に出た“SIX PACK”(現在も入手可能)
という、1stから80年代初頭作“EL LOCO”までを3枚に収めたものがあります。
この3枚組は、オリジナルマスターに強めのリバーブ処理を行ったもので、
聴感上の心地よさでは、こちらの方がいまだ良いかもしれません。
しかし!しかし!
これまでオフィシャル音源としては、“Fandango!”片面でしか
聞くことの出来なかった、70年代ZZのライブ音源を収録、
こりゃあ凄い。
もしもこの音源のクオリティで、まるまる1枚or 2枚のオフィシャル・ライブ盤が
当時日本でリリースされていたら、
日本でのZZの人気・評価は相当違ったものになっていたでしょう。
ECのクロスロード・ギター・フェスティバルのDVDを見た方なら、
あの様な大イベントでトリを務められるバンドが,
ZZ以外にどれだけいるか、良くお解かりかと思います。
この盤で聞ける未発表ライブ・テイクは、ZZが既に30年前に
それだけの力量を持ったバンドであったことを実証しています。
と、いいますか、こういうオマケ商法はいい加減やめて、
未発表ライブ音源だけで1枚、公式リリースしろよワーナー、
音楽業界って未だに目先の利益だけ追った山師商売なんだなあ、
と改めて思いました。
その点で星三つ。(ライブ音源は星五つレベルです)
まあ乗せられて、しっかり買ってしまった自分も
何なのではありますが。
テキサスサウンド
★★★★★
La Grangeが大ヒットしてたころ日本ではまったく無名でレコード屋できいてもJJケールの聞き間違いやろとかいわれてなかなかみつけられんかった。のちにテキサスのハイウエイをにぶっ飛ばしてたころ、このグループほどテキサスのどっちみても地平線の景観にマッチするワイルドなサウンドはないなあとつくづくおもった。日本からもイギリスからもウエストコーストからも絶対できないワイルドなサウンド。おんなじような調子の曲がおおいのやけど不思議とどれがどれとわからんような曲はない。
ブルースロックなzzトップ。
★★★★☆
73年の三作目。全米トップテン入りのプラチナアルバム。コアなブルースロックファンの心を鷲掴みにした1枚です。ブルーズに根ざしながら、アメリカンハードロック、ブギーロック、南部ロックを展開する彼らの中でも、特にブルースロックが前面に出たアルバムの中の1枚です。とりわけ「Grange」はジョンリーフッカーの曲にそっくりすぎて、後に裁判沙汰になったらしい。いずれにしてもブルースフィーリングたっぷりで、ZZトップならではのハードロックブギーを楽しめる1枚。
テキサスブル-ズロック全開。
★★★★★
'73年発表の3作目。基本路線は不変でBilly Gibbonsのボ-カル、ギタ-を中心にタフなブル-ズロックを聞かせる。全曲、オリジナルで非常にいい出来に仕上がっている。特に(5)はブル-ズロックの傑作と言っても過言ではないだろう。音作りに於いてもメリハリのあるサウンドになっており、彼らの特徴、持ち味がよく出ている。一番、脂の乗り切ったアルバムではないだろうか。ZZ Topファンで初期の頃を知らない人にはぜひ聴いてもらいたいアルバムである。