好きな方ですが…
★★★☆☆
お孫さんがまだ生まれた頃の話なので、今から20年近く前の話ですね。2匹の犬と新しく娘さんが連れてきた犬とインコなどペットの話が中心となった日常のエッセイです。快活で気が強く大好きな方ですがあははと声をあげて笑える話とかではなく老いていうことをきかなくなったイタズラな犬の話や優しい家政婦さん、旅行の話、日常の話が淡々と書いてあり佐藤愛子先生のファンは日常生活が伺い知れて楽しめるかと思います。個人的には写真撮影時のカメラマンとのエピソードが先生らしくてクスッとなってしまいました。お孫さんの話はちょこっと載ってますが苺大福みたいにニーッと笑い先生の書斎を荒らす赤ちゃんを想像して笑います。文句を言いながらも赤ちゃんが可愛くて仕方ない様子が伝わってきました。ただ個人的にはもう少し犬に優しくしてあげてと思いました。