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ビリー・ジョエル素顔の、ストレンジャー

価格: ¥1,890
カテゴリ: 単行本
ブランド: 東邦出版
Amazon.co.jpで確認
ファン歴30年でも、知らなかったビリーの人間歴満載の400ページ ★★★★★
私は、78年からのビリー・ファンです。
とにかくビリーについての情報は
昔から少なかったように思います。
その昔、ミュージック・ライフかなにかで
原田 真二さんとの対談記事は読んだ記憶がありますが。
音楽誌等、
買わなくなって久しい普通のファンである私にとっては、
今回の評伝は初めて知ることが満載でした。
しかも400ページという厚さは読み応えも十分。
というより、近年、
こんな厚い本は読んだことがありませんでした(笑)。
原書は、この倍近いそうですが、
もし翻訳本が700ページを超えるものでしたら
おそらく買い求めなかったでしょう。
しかも、
1890円ではなく3000円以上の高額ならなおさらです。
まだまだ子供にお金のかかる40代前半の主婦にとっては、
1890円でさえ安くありません。
でも、未だに好きでビリーの音楽は休日などによく聞くものの、
彼の人となりについては知る術を持ち合わせていなかったため、
本邦初だという今回のビリー本は、
とてもうれしく、ありがたかったです。
ポップスターというイメージとは裏腹に、
気難しい一面のある屈折した人間性と
かなりな女たらしである事実には驚かされましたが、
そんな人間くさいビリーの “素顔”を垣間見られた気分で、
改めてビリーの全アルバムを、
じっくり訳詞を見ながら聞きたくなってきました。
アルバム「ストレンジャー」に収められた「ウィーン」が、
別れたビリーの父親のことを歌ったものだとか、
アルバム「ナイロン・カーテン」に収められた「ローラ」が、
ビリーの母親をイメージして作られたものだとか、
本で知った事実の数々に思いを巡らせながら。
持っていないアルバムを買う余裕はないので、
もちろんレンタルですが(笑)。
マニアックなファンの方はわかりませんが、
私のように曲はたくさん知っていても、
ビリーについてさほど詳しくないファンにとっては、
とても興味深い本のように思われます。
中身は半分 ★★★☆☆
ビリーファン待望、という感じの伝記の出版ですが、
「どうも掘り下げ方が足りないなあ…」
というまま本文を読み終わり、訳者のあとがきを読んだところ、最後に
『原書のボリュームがありすぎて―約半分近くの量に再構築した―』などということが書かれてあったのでガッカリしました。
近年のライブに、長年ビリーバンドに在籍していたドラマーであり、ビリーの古い仲間であるリバティが参加してないことの理由など、リバティ本人の証言を掲載し、いちおうは明らかにされています。
でも、それに対するビリーの反応などはなく、そのほかの部分も、全体を通しても読んでいてあまり目新しさを感じませんでした。
だから、カットされたもう半分の内容が気になります。
また、校正ミスも多々あり、紙質、製本ともにそんなに良くないので、軽く読み捨てされるような本として企画されたんではないかと感じられます。
ファンとしては、ビリー・ジョエルが過小評価されているようで残念です。