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Shine

価格: ¥1,463
カテゴリ: CD
ブランド: Anti
Amazon.co.jpで確認
   『Shine』はダニエル・ラノワのソロ・アルバムとしてはまだ3作目であり、前作から10年ぶりとなる作品だ――数多くのアルバムを担当しているこのプロデューサー(U2、ピーター・ガブリエル、ボブ・ディランほか大勢と組んでいる)は、こちらがイライラしてしまうほど寡作なアーティストでもあるのだ。ラノワがプロデュースしたアルバムの数々(『The Joshua Tree』、『All That You Can't Leave Behind』、『So』、『Oh Mercy』など)は、いずれも華麗で圧倒的なオーディオスケープを特徴としており、大スクリーンに広がるパノラマを思わせるサウンドだが、彼のソロ作は野心においてもアプローチにおいてもあくまで控えめだ。実際、『Shine』はほとんどローファイといっていいサウンドなのだ。

   ラノワの多額の予算を投じたプロデュース作品と気取りのない本作との唯一の接点は、参加アーティストである。ラノワほど大勢のスターと交流がある人物はなかなかいないだろうが、そんな人脈を彼は遠慮なく利用している。エミルー・ハリスがオープニング・トラックのバック・ヴォーカルに参加し、2曲目「Falling at Your Feet」は共作者であるボノとのデュエットという具合だ。3曲目以降では、思慮深く繊細なソングライティングのお陰で、ラノワ自身のヴォーカルの限界が魅力的な「はかなさ」の演出にひと役買っている。荒涼とした寂しげなインスト曲がさらに情感を高めてくれる。(Andrew Mueller, Amazon.co.uk)

カナディアンフォークとは・・。 ★★★★★
ダニエル・ラノアのソロ3作目。
どうしても、有名アーティストのプロデューサー業や
ブライアン・イーノの片腕として音響のイメージが強いのですが、
今現在、カナディアンフォークの名手と思います。
ロビーロバートソンよりもっと土臭く
アンビエント効果はほぼラップスティールギター(寝かせて弾くギター)
で演出され(ゴスペル等でもラップスティールは神秘的な楽器とされている)
本当に聴いてて気持ちがいい音です。
アコギ弾き語りの曲もあり彼の本当の魂を感じるアルバムです。
ゲストにボノ等参加してますが本当にラノアワールドに溶け込んでいます。
名盤です。