絵柄に惹かれて読んだ一冊でしたが、こんなにツボにはまるとは！
コミック小説ドラマCDとそろえてしまいました。
絵がほんわかと可愛くて清楚な色気があって、
そこに切ないストーリーなので胸にきゅんと来ます。
透明感のある作品なので、ＨシーンがまるっとNGでなければ、
激しいBLものに抵抗を感じる人にもお勧めです。
主人公透の心情の動きが絵の表情に表れていて、するっと作品世界に入っていけました。

この漫画家さんはあんまり多作な方ではないようですが、
文庫の挿絵だけではなく是非コミックの新作も期待したいです。
出来ればこの二人の大学生になった続編の話なんて……出ないでしょうか…。

「俺、おまえ見てるとなんか欲情する」と突然好きな人から告げられるという始まり。
好きな人から体のみを求められるという非常に切ない感じですが、最後はちゃんと幸せに終わるので、良いお話かと。

漫画から入ったのですが、こちらもなかなか読み易く、漫画にはない続編が２本入っております。２本目の誕生日プレゼントのお話がなかなかほんわか仕上げで良いお話でした。

ちょいディープな内容ですが、読み易いので何かチョット読みたいなって方にオススメです。

久しぶりに登場人物たちの心理描写がしっかりしているものに出逢いました。ドラマＣＤを一番最初に聞いたのですが、ただのＢＬではなくて、「恋愛」なんだな、と感じました。筋が通っていて、リアリティーがあると思います。

以前『Chara』で連載されていた同タイトル漫画原作。
文庫版には続編２編が収録されています。時に攻キャラ視点の
ストーリーがおすすめ。表題作で理不尽に感じた気持ちも
これを読めばすっきりです！漫画ファンにも損はさせない
１冊になっています。

「おまえを見てるとなんか欲情する」というめちゃくちゃな攻キャラの

言葉に翻弄される主人公。ＢＬの王道ストーリーではあるものの
「王道はおもしろいから王道なのね！」と感じさせてくれます(*^｡^*)

親友で、密かに片想いしている涼司から、「おまえを見てると欲情する」と真面目に言われてしまった内気な透。
涼司にはちゃんと彼女もいるのに…。
でも彼女とＳＥＸしてても透の顔が思い浮かぶから「ためしに透とやってみたい」なんて言う涼司。
透は彼と、流されるように関係を持ってしまった。

涼司のことが好きなのに、心は遠いまま体の関係を重ねてしまう透は、だんだん心が苦しくなっていって…。

ふんわりほんわかな絵から漂う色気にノックアウト。早く自分の気持ちに気付け～！と、涼司に叫びたくなります。かなりイイお話です！
鹿住槇原作。