ここでびっくりしたのは、まだ10代のアンたちがいっぱしの教育論を語るシーン。19世紀後半のティーンはこんなにも大人だったのか!?と言いたくなるほどで。ユーモアと人情あふれたストーリーの運びで心からあったかくさせてくれます。ところどころでは恋愛のエピソードもあって、それがまた華を添えています。アンはもう昔のようにとんでもなくおしゃべりでも無鉄砲でもないけれど、『赤毛のアン』の頃からの無邪気さを忘れていないアンに、どこかほっとしています。