朝鮮王朝時代、捕盗庁の若き女刑事ナムスン(ハ・ジオン)は悲しい目をしている刺客(カン・ドンウォン)と出会った。そのころナムスンやその上司アン(アン・ソンギ)らは偽金事件を追っていたが、事件の背後に軍務長官ソンがいることを突き止める。そして刺客はソンの部下であった…。
敵対する男女が、お互いに愛を感じつつも戦い合っていくさまを描いたイ・ミョンセ監督の意欲作。いわゆるアクション時代劇にラブストーリーを絡めたものと想いがちだが、本作はそういった括りとは一線を画し、魅惑的映像の羅列で男女の繊細な心理や機微を描出する絢爛かつ壮大な映像詩に仕上がっている。ストーリーを語る演出ではなく、アクション描写も映像技術を駆使しながら舞のような表現がなされているので、肉体のアクションを期待する向きには不満も残るだろう。しかしこれは映像の、映像による、映像のためのアクションだ。下品な少年のようなヒロイン、妖艶な乙女のような男といったひねった構図もおもしろい。特にカン・ドンウォンの美しさには、女性ならずともハッとさせられる瞬間が多々あった。(増當竜也)
映像美とヒーロー
★★☆☆☆
男性主役の演技&剣劇と映像はとても美しく、決まっています。
が、肝心の脚本がよくない。警察?側が間抜けな感じで、哀しき暗殺者との対比がなってません。
プロモーションビデオとしても、ヒロイン役が口を歪めるなど醜い表情を頻繁にするので半減しています。
恋愛話というなら女も可愛く、シリアスに演じて欲しかった…
期待したほどではなかった
★★★☆☆
この映画、残念だったなぁと思うのは
監督のひとりよがりが多かったところだと思う。
撮影の技法に懲りすぎた点も見る人によっては白けると思う。
戦いの撮影法にばかりこだわったせいか
二人の関係が近づく様子が不足していたと思う。
これだけだったら★2つというところ。
だが、
カンドンウォンが非常に美しく撮られているし、
戦うシーンでは主に瞬間の美をとらえていたので
恐らく写真集が美しかろう、と思った。
ので★3つ。
だからストーリーが荒いのが残念。
もうちょっと深く描いて欲しかった。
面白い
★★★★★
デュエリスト コレクターズBOXは韓日両方の舞台挨拶が収録されています
日本で放映されたのは監督が日本用に再編集したもので韓国で放映されたものとは少し異なっています コレクターズBOXには韓国公開版と日本公開版が両方収録されているので見比べてみると良いです
この映画は朝鮮王朝時代の事を描いた映画ですが、朝鮮王朝時代の事のなかに現代的な要素が含まれていて他の韓国の時代劇ドラマや映画とは違って面白いです
セリフが少ないのが残念ですが
ハ・ジウォンさん演じるの男っぽい女刑事はなんか良い
東洋美の究極
★★★★☆
韓国公開版、日本公開版、日韓双方での舞台挨拶の模様、インタビュー、メイキング、複製サイン入りミニ写真集が一つになった豪華版です。韓国版の内容は、話の本筋とは関係しない部分があり、そういう箇所をカットしたのが日本版と解釈していいと思います。そのため日本版はより洗練された印象で、まさに一遍の詩の様な芸術映画になっています。但し、編集が少々違う箇所もありますが、あまり大きな違いには感じられません。エンディングの主演二人のデュエットは、韓国版で全部聞けます。日本版でもカットしない歌を入れれば、もっと強い余韻を残せたのではと感じました。一個人の見解ですが、この映画は、想像力や美的感性に欠ける人には理解しにくいのではないでしょか。目と耳と心に働きかける、あらゆる美しさを追求しようとしているように思えます。東洋文化ならではの繊細な美しさを開花させた映画です。
監督の「映画は詩である」との哲学をスクリーン表現するために、制作者と出演者がどんな苦労をしながら努力したのか、具体的な様子がインタビューやメイキングで良く分かります。そうした事柄を踏まえて改めて本編を観ると、また違った印象や発見があります。韓国版に収録されたコメンタリーは、「不親切な映画」と評されてしまったこの映画の補足説明となる発言が聞ける上に、キャストが素で話すのが笑えます。この映画そのものに惚れ込んだ人も、監督や主演二人のファンにも楽しめる内容ではないでしょうか。
買って良かった!
★★★★★
韓国放映版すごく良かったです!デラックス版ではカットされてしまっていた部分も見れ、思わず笑ってしまう場面なども☆私的にエンディングはあった方が良いと思いました。最後の物悲しい気持ちが吹き飛び、嬉しさが溢れました。あれはそうとっていいんですよね(*^_^*)
映像の見づらい所も確かにありましたが、それを差し引いても星5です∨