元ニルヴァーナのドラマー、デイヴ・グロールを中心に結成された男性4人組オルタナティヴバンド、フー・ファイターズの移籍第2弾アルバム(通算4作目)。力強いギター&ドラムと迫力のヴォーカルで攻めまくる<1>(1stカット)、スピーディなヘヴィロック<3>、爽やかに駆け抜けるロックチューン<9>のほか、静けさ漂うミディアムナンバー<6>では、ブライアン・メイ(クイーン)もゲスト参加。ヘヴィなサウンドとせつなさを帯びたヴォーカルが光る重厚な内容だ。(速藤年正)
これ以降「元ニルバーナ」の枕詞が取れた?記念すべき名盤
★★★★★
僕自身がフーファイのファンになるきっかけになったのが
この「One by One」。
というか、「All My Life」1曲にやられたという感じ。
フーファイはこれまでに2回の進化を遂げていると思うが、
その1回目はこの曲に見られるメロディ型から、リフ型への進化だと言える。
「どんなアルバムでも俺はいつだってヘヴィなリフを思いつく」
デイブはインタビューでそう答えていたが、
そのきっかけになったのはこの曲作りでのインスピレーションであることは
容易に想像がつく。
思えば3rd位までは彼らを表現するのに「元ニルバーナの…」という言葉が
否が応にもついて回っていたと思うが、
「All My Life」のヒットにより独自のIDが確立された、記念すべき名盤だと思う。
しかし不思議なのはこの曲以降、良い曲はたくさん生まれるのだけれど
ディストーショナルなギターのリフに、タイトなドラム、囁きと絶叫のボーカルが合体した、この
名曲を超える曲に未だ出会えていないという事だ。
Everlongのアコースティック・バージョンも好きなのだが、フーファイの代表曲はやはり「All My Life」だ。
捨て曲なし
★★★★★
どの曲もポップで覚えやすく、特にhave it allは何度も繰り返し聴きたくなるほど気に入った。このバンドのアルバムはファースト以外好きになれなかったのだが、これはかなりの名盤だと思う。
Foo Fightersで一番お勧め
★★★★★
02年発表の4thアルバム。
ヘビーなサウンドとポップ感覚のバランスがとれていて、聴いていて気持ちの良いアルバムです。ちなみに私は発売当時1stシングル「All My Life」のPVを見て即買しました。かっこよかったです。
彼らのアルバムはこれ以前の3作までは比較的ポップ調なところがあり、最近の作品はヘビーなものが続いています。そういった意味では近作は両者の橋渡し的な存在かもしれませんね。
Foo Fightersで何から聴いたらよいか迷ったらこのアルバムがお勧めです。
オンリーワン。
★★★★☆
強力でキャッチーなリフ、強靭且つしなやかなリズム、
人柄の良さが滲み出るような?メロディメイカー、デイヴ・グロールのソングライティングがそれと見事に融合、結実。
ニルヴァーナ、グランジの影を遂に振り払った、デイヴ流モダン・ロックの完成形にして、
突き抜ける漢気炸裂の、フー・ファイターズ最高傑作!(現在)。
お薦め。
重め
★★★★☆
へヴィーになった分メロディーが弱い。自分は前作までのような音を期待していたのでちょっと残念。レディオヘッド、REM、ナインインチネイルズからの影響を感じた。