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PRESENT

価格: ¥3,059
カテゴリ: CD
ブランド: ソニーレコード
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歳を重ねるごとに、、、 ★★★★☆
玉置浩二というアーティストは、
歳を重ねる程に旨くなるというか、
本当に“哀愁”を絶妙に表現してくれる。

まさに“ワイン”のようなアーティストです!
“聴きやすい良作”という皮を被ったとんでもない過激作 ★★★★★
一曲目「メロンウォーター」をはじめて聞いた時、ぼわんとなにかが出てきた。
ほんとにそういう感じがした。

さらっと聴けば、全体的にキャッチーで聴きやすく後味もさわやかだ。

でもその裏で恐るべきこだわりが、というより 
いうなれば 職人的なこだわりも暴れまわる遊び心も、なにより玉置浩二の音楽に賭ける繊細な純粋さが、
サウンド全てに凝縮されているのだと思う。
その純粋が妙に危なっかしく、聴けば聴くほど怖い感じさえした。

このアルバム『PRESENT』は“聴きやすい良作”という皮を被ったとんでもない過激作だ。
ある意味で刺激の強いアルバム。

過激な歌詞があるわけでなく、メロディーも聴きやすいしロックテイストに溢れてるということでもない。

キャッチーな展開のなかの繊細なサウンドひとつひとつの機微が聴く人のなにかを震えさせる。


妙に心が繊細になっているときに聴いてみてください。
やばいですよ。
こんな時代だからこそ ★★★★★
玉置さんの説得力あふれるヴォーカルは今作も全編にわたって相変わらずさえてます。しかし、わたしはなんといっても「プレゼント」にほんとうに心を撃ち抜かれました。やさしく、静かに撃ちぬかれました。ヴィデオクリップの映像を観ながら聴くと、さらに撃ち抜かれてしまいました。正直なところ、これほどまでに暗く、圧倒的に閉塞感に支配されたいまの世相にあって、「この世界には愛があふれてる 幸せを願う その声に こたえて」という言葉を敢えて選んだ、しかも、「愛があふれたらいいな」じゃなく、「愛があふれてる」と言い切った玉置さんの勇気に、そしてこの言葉に、わたしは本当に心をうたれました。実際の世の中は、本当はイヤになるくらい弱肉強食で真逆の世界であることはだれもがわかっていて、当然玉置さんもそんなことはじゅうも承知のうえで、あえてこの言葉を選んだのは、「僕らミュージシャンがこういうこと言わないで、いったいダレがこういうこと言うの?ほっときゃどんどん暗くなるばっかだろ。俺はたとえ笑われても、たとえたった一人になっても、こういうこと言っていく。そのために歌うんだ。そのために音楽やってんだ!」という思いがこめられているように感じずにおれません。そして、市井に暮らす多くのひとたちが、心の深いところでは、やっぱり穏やかで温もりのある社会になって欲しい、人間らしい温もりのなかで、幸せに暮らしていきたい、という思いをもっていることを、深く洞察したうえで、玉置さんはこの言葉を選びはったのではないかと思うのです。ほんとうに、この曲を聴くと静かに胸が熱くなります。
作詞松井五郎・作曲玉置浩二の真骨頂。そして日本でも一流のバンドが音楽を高揚させる ★★★★★
玉置氏が今作を指して言うのは「(音楽の)気持ちよさ」「優しさ」というシンプルな命題です。一見単純なことばですが、彼はつきつめたことを音楽の中で語るアーティスト。それらは例えば、力強い歌声で包容力をみせる2「シェルター」や、悩みを超えてゆく力を漲らせる3「延長戦」などで玉置氏の真意が感じられ、今作における心情が風に乗るように吹き抜けてきます(その一方で挑発的な1や9など作品が優しさだけに終らない面白さも)。

今作の特徴は、前作の一人多重録音作品から一転、多くの人間達に音楽を預ける領分を増やしたことです。それは玉置氏自身の発想の柔軟さを表す出来事でしたし、一方でこれは単純な外注や分担ではなく、玉置氏の意思を十分に下敷きにした上、前回ツアーで結成されたバンド全員でアイディアを出し合い、音楽を作り上げていくプロセスを生みました。5「虹のラララ」はバンドがせーので録った曲。架かった虹は今作を象徴する色になっています。
今作からは音楽のリビドーを太く感じるのですが、上述の過程が作品の力強さや躍動感の源になったと思われます。そこに新鮮な血が通った創造力を感じるのですが皆さんはいかがでしょう。新しい玉置浩二のこれからの音楽の面白さを、一つ指し示した作品になったと思うのです。

他方、もう一つ大事な側面が。前作で、プロデューサーが玉置浩二なら彼とちゃんと向きあえるし向き合いたい、と臨んでいた松井五郎が今作ではほぼ全ての詞を担うことです。そして今迄以上に玉置氏の旋律とだけでなく、心情とシンクロすることばの季節が始まります。これについて玉置氏曰く「『明かりの灯るところへ』あたりからさ、(中略)五郎ちゃんの詞なんだけども自分の中での消化が昔より強いよ。まるで自分が書いたみたいな。同じ感覚になってるっていうかさ。」と。

さて、最後を飾る13「やせっぽちの星」は絵本のように透明な作品。彼の透徹なこえも注目ですし、玉置浩二・安藤さと子により、初めて詞から先に作った点も見逃せません。動物を飼われたことのある方に美しく染みるうたでしょう。ささやかに今作の求心力となっていました。
ドラマと合わせてお薦め ★★★★★
精神的にしんどい時に聴いて救われました。
女をボコボコに殴る人の唄とは思えないほど温かく感動的です。