エマソン自身が神の前に謙虚なので、書ける内容です。偉人と言われ
る人でも容赦なく良い点悪い点を本物の信仰心をベースに的確に評価
しています。神や仏など信じない傲慢な生き方をしている人が多い現代人
に是非読んでほしい一冊です。

★この本は、『偉人のエキス本』である。

★５人の偉人について、次のような４つの視点で書かれていると思う。

　１．どんな偉人や天才も自分一人の力では何も成し遂げられない。
　　　その時代の民衆の考え方やニーズに寄り添っている。

　２．願いを実現させるために、高い見識と力量をもって全力を尽くし、
　　　素材や状況の活用力が並外れて高い。

　３．それぞれの偉業に対して、外面的な考察と内面的な考察をしている。

　４．どんな偉人や天才といえども人としての弱点をあわせもっている。

★著者エマソンももちろん天才の一人であり、その多面的な捉え方に
　共感できるものを強く感じた。おすすめの一冊だ。